今回はBitMEX(ビットメックス)のリーダーボードで最高5位にランクインしたこともあるハゲ先生(現在Twitterは別人?)が、ビットコインFXのトレード手法について貴重な情報を公開してくださったのでまとめてみました。
※ハゲ先生には許可をとってまとめさせて頂いております。
世界最大の取引高を誇るあのBitMEXで5位ですからね!ユーザー数規模から考えてもすごいことです。
そんなトッププレイヤーのトレード方法を公開してくれたハゲ先生に感謝。
有料レベルの情報もあるかと思うので是非よく読んでみてください。
Step1 bybit取引所に登録しよう
Step2 国内取引所からbybitに送金しよう
Step3 bybitの手数料を熟知しよう
Step4 bybitのオーダー方法を身につけよう
Step5 bybitのレバレッジ調整方法を覚えよう
ハゲ先生のプロフと主なトレード手法
ハゲ先生(※現在は中身が別人?)は仮想通貨NANJCOIN運営会社NANJ(株)のCFOであり、元BitMEXリーダーボードランキングトレーダー(引退)です。
前職は税理士。好きなゲームは「銃声とダイヤモンド」。相場の勉強はリバモア本とMT4いじり。
20代、30代で人生で一番時間費やしたものは①ネトゲー、②FX、③国家試験、とのことです。
トレードスタイルはBitMEXで数日~数週間ポジションを持つスイングトレードが主体です。
以下はハゲ先生のツイートを引用・編集させていただきました。
BTCチャートはドル円チャートのアルゴリズムを転用
ビットコインのチャートは、過去のドル円チャートのアルゴリズムプログラムを転用しているそうです。どういうことなんだ…。
具体的に現在進行形の話をまず説明します。
BTCチャートの2018/11/14からの暴落は、ドル円チャート2017/9/1からのチャートを約7倍速で動かしています。
BTCチャートとドル円チャートの実例
下記のチャートはドル円2017/9/8の大底チャートです。
もう一つはBTCチャートの2018/11/17の7時チャートになります。
形と動きが実は同じです。
過去のチャートも、どの時間軸がどの通貨ペアからの転用なのかと、どのアルゴリズムを利用しているかは大体把握しています。
トレンド相場・暴落相場で転用される傾向がある
トレンドと形をそのまま転用するときと、今回のように暴落チャートで転用するときがあるそうです。
現在進行形でBTCはドル円チャート2017/9/29のチャートを進行しています。
これは私が睡眠不足で寝てしまい判断ミスをした4000ドル手前まで急落したチャートです。
BTCチャートが過去の通貨ペアを利用している3つの理由
どうしてBTCは過去の通貨ペア(今年はドル円チャートの転用が圧倒的に多いらしい)を利用したか、その推測した理由は以下の3点とのことです。
- BTCチャート作成担当者が過去ドル円も担当したから
- 時価総額の低いBTCを一から作るのが面倒だから流用した
- 為替と違い24時間365日動くから、土日休みのときにチャートを作る時間がない
ハゲ先生は独特のアルゴリズムの動きを覚えている?
ハゲ先生は為替チャートを1分足で見て独特のアルゴリズムの動きを覚えているそうです。
2018/10/15の上髭はBTCが直前に指標もないのに、指標と同じ動きをしたから、ドル円2015/12/18日銀発表時の急騰急落のアルゴリズム利用したとの判断です。
為替チャートを1分足で見て独特のアルゴリズムの動きを覚えている?どれだけチャートを分析する時間に充てたらそのようなことができるのでしょうか…。
ちょっと参考にならない気がしてきましたが、きっとヒントがあると思うので更に見てみましょう。
ハゲ先生が分析に使う取引所のチャート
BitFlyerのBTC/JPY、
CoinbaseのBTC/USD、
BitfinexのBTC/USD
のチャートを合わせてみます。
BitMEXだとヒゲや0.5単位の動きで分かりづらいときがあるからです。
BitMEXだけでなくBitFlyer、Coinbase、Bitfinexのチャートを比べることでチャートを比較して検証できるんですね。
BitMEXは上下のヒゲができる、つまり値動きが行き過ぎることがあるということですか、なるほど。
BTCと為替チャートが類似性を持つ2例目
一番分かりやすいチャートの類似性は以下とのことです。
- ドル円チャート 2017/6/14~7/11
- BTCチャート 2018/8/23~9/5
ストップ狩からの反転チャート2倍速と一致?
自分はドル円2017/6/14ストップ狩からの反転チャートと動きが一緒だと気づいたので、ここでロング勝負になります。
時間軸は約2倍の速度です。BTCチャートの特徴で上にも下にも一本線で動くことが多いですが、私はそれをアルゴリズムの超早送りと呼んでいます。
約数十倍の速度で動かしていて、本来は緩やかに上昇するのがわずか数分で完了します。
アルゴリズムの超早送り…。
ビットコインチャートがよくわからない所でよくわからない値動きをしたときには、その違和感を、ドル円など為替チャート(の記録)から探すという感じですかね。
ずっと為替相場を見てきた人なら真似できるかもしれませんが、この方法を試みようとしたら、アルゴリズムをチャートの形から検知してくるBOTなどを開発した方が速いかもしれません。
Botterにチャンス!?
録画して超スローで見直しすることもある
このチャートは天井から下落トレンドに繋がっているため、ロング利食いドテンSのタイミングを見計らってました。
ドライブレコーダーのように常に記録しているのでしょうね、たしかに暴落時の挙動とかは記録しておきたいかもしれない。(チャートの類似性は置いといて)
BTCとドル円チャートの類似、3例目
上記のハゲ先生ツイート引用の続きです。
為替チャート4時間足をBTCチャート1分足に短縮のパターンもあるとのことです。
7400USD→6200USDまで暴落しましたが、この暴落はドル円2016/5/31のドル円100円割れチャートに繋がります。
落とし方は4時間足相当をBTCチャートの1分足に短縮しています。
この下落からしばらくの間はドル円2016/5/31チャートに繋がります。
チャートの時間足を変えたり反転させたりして、類似性を探る…
大変そうですが、ドル円の4時間足とBTC1分足が似た動きになりやすい傾向にあるということを覚えておけばいつか役に立ちそうな気はする。
BTCとリラ円・ドル円チャートが類似、4例目
2018/6/29大底からの反転分析
最初はBitfinexの問題で下がるという状況でしたが、最後の上下スパイクが良く見る形なんですが、動きがリラ円2017/8/11の底と同じで特徴的だったので、ショート利食いドテンロングしました。
もしリラ円の1分足画像とかリアルタイム録画があれば動きがそっくりなのがわかります。
リラ円チャートからドル円チャートに移行?
底値圏との判断はこちらのチャートの動きがドル円と同じだったので、底値圏と判断してロング勝負でした。
ただ、その後にもう一回最安値更新したので形は上下に変化させてくると気づきました。
アルゴリズムは利用するけどチャートの形は変化させてくると気づいたのはもうちょい先の話になります。
ドル円の2016/6月底値圏ならいずれ上昇するし、2015/8月の暴落からのチャートを意識するなら更に割ってくるのでS持ったままわかるまで放置です。
動いたのは10/12に特徴的な謎の動きがあったので、あれ?って感じたからです。
BTCチャートに指標もないのに、指標発表時のような謎の動きがあれば、そこから探すという感じですかね。
ドル円チャートの1分足で指標発表時の動きを中心に探す…
その後はBitfinexのUSDT利用したバイーンに繋がります。
Sのストップ狩り狙いなら6700USD行くと考え、ロング利食いとSの天井ポジション狙いです。
その後はFinexチャートと他のチャートでUSDT乖離による変化が出てヨコヨコです。
この下落からはドル円チャート2017/7月以降7倍速に繋がります。
素直なチャート分析なら大暴落は当然なのです。
ハゲ先生のトレード手法を真似するにはどうしたらいいか?
ハゲ先生のトレード手法は難易度が髙そうですが、どのようにしたら手法を真似して取り入れることができるか、どなたかが質問されていたのでそちらの回答を転載させていただきます。
やはり、チャート分析・膨大な為替相場含む過去チャートの記憶力が必要ですよね…。
ハゲ先生いわく、リアルタイムにチャートを見ていれば感情と値動きを関連付けることができるので意外と記憶に残る、とのこと。
チャート分析ができる自由な時間も必要かもしれません。
ハゲ先生が推測する未来のチャートは?
その後の動きを書いてください、というリクエストには以下のようにコメントしました。
チャートはその時その時変化するものなので臨機応変に対応するものが大前提なのですが、私はテーマがあると考えています。
- 2017年は天井を作る物語
- 2018年は底を作る物語
- 2019年はレンジの物語からのどちらかへのブレイク(上下両方もありうる)
分かりやすいチャートとしては原油をイメージしています。
ハゲ先生の考えとしては、ビットコインには一年ごとにチャートのテーマがあるというイメージなようです。
レンジからのうわ抜けシナリオであってほしいな~。
ハゲ先生はBTCFXを引退した?
チャート見てると他に何も出来ないということで、これからはもうBTCチャートはたまに日足程度しか見ないらしいです。
引退は残念ですが、大金を証拠金取引で運用するのは並大抵のプレッシャーではないでしょうから(ギャンブラー気質のせい?)、英断でしたね。
ハゲ先生のBTCFXトレードの解説はこれで終わりです。
ハゲ先生の手法まとめ
元BitMEXランカーのハゲ先生に学ぶBTCFX|チャートはドル円(為替)のアルゴリズムを流用?というテーマで記事をまとめてみましたがいかがでしたか?
正直、膨大な為替チャートの類似点を見つけて仮説に使用するなんて芸当は並の努力では真似できないと思います。
さすが世界最大のBitMEXでランカー張ってただけあるってばよ…。
しかしこの記事を読んだことでチャートやトレードの質が貴方の中で大きく変わったのではないでしょうか。
チャートは為替のアルゴリズムによって操縦されている可能性があること。
どれだけ綿密な分析をしていても人間は間違うこと。
勝ち分の証拠金は定期的に抜いてリスク管理する大切さ。
ハゲ先生からは多くのことを学ばせて頂きました。
もしかしたらまたいつか相場に戻ってきてくれるかもしれないと実は期待して今後の活躍を応援しています。
参考:@hagesensei(※現在は中身が別人?)
チャートのアルゴリズムにはおそらくフィボナッチ数列が効くと思うので使い方を見てみてください。
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