BybitもしくはOKXで出来る必勝法に近いトレード戦略をご紹介します。
※Bybitでビットコイン先物が使えるようになったことでOKXの重要度は下がりました。
BybitとOKXには数種類のビットコインFX(金融商品)が用意されています。
- インバース無期限(BTC証拠金ビットコインFX)
- USDT無期限(USDT証拠金ビットコインFX)
- インバース型先物(ビットコイン四半期先物)
- オプション取引(Options)※OKXのみ
これら別契約のビットコインFXを使いこなすことで、両建てし、金利をもらうことで確実にプラスになるというトレード方法をご紹介します。
Bybitならインバース無期限(ビットコインFX)とインバース先物(ビットコイン先物)両建てで金利を貰えるポジション構築が可能です。※証拠金を共有するため
Bybitで別契約のビットコインFXで両建てする
Bybitの「インバース無期限(BTCUSD)」と「インバース型先物(BTCUSD0625等)」2種類の商品があるのでこれを利用します。
以前はOKX推しでしたがBybitでもっと優れたポジションを立てられるようになりました。
インバース無期限というのが、一般的なビットコインFXに近いものです。
そのほかにインバース型先物(四半期先物契約)というものがあります。
取引所によっては限月先物コードが3月=H、6月=M、9月=U、12月=Zと決められているので、満期日の月によって表記が変わります。
そのほかにもオプション契約というものがありますが、複雑なので今回は無視します。
これらのビットコインFXは無期限のみでは一方向のポジションしか持つことができませんが、他の契約のビットコインFX、つまりビットコイン先物であれば別方向ポジションをもつことができます。
無期限でロング、先物でショートポジションをもつということが可能になります。
無期限ビットコインFXと先物は何が違う?
先物にはFunding Cost(資金調達率)がない
無期限ビットコインFXにはFunding手数料というスワップ金利があるのですが、ビットコイン先物にはありません。
無期限がビットコイン先物と違うところは、無期限の方には取引価格を現物価格と連動させる為に実装されている資金調達率(Funding rate)というスワップの仕組みがあるということです。
これにより長期でポジションをもっていても手数料などが発生しないというメリットがあります。
チャートを見ればわかると思いますが、無期限ビットコインと先物ビットコインFXの価格チャート推移はほぼ同じです。ただ、価格は無期限と先物で一定のズレがあります。
ビットコインの出来高(取引量)に差がある
OKX取引所では、無期限ビットコインFXの出来高と、先物ビットコインFXの出来高はあまり差がありません。
以下はほぼ同じ時刻の一日のビットコインの取引量です。
先物は約95,000BTC/日。無期限は55,000BTC、となっており、出来高に差はあるものの、流動性に支障が出るほどの差異はないことが分かります。(BitMEXは先物の取引高が凄く少なかった)
先物ビットコインFXには決済日がある
先物ビットコインFXには満期日があります。「11日後」というのが次の満期日を表しています。
四半期先物には(3、6、9、12月)の月末金曜日(日本時間)に満期日がやってきます。
無期限ビットコインFXと先物で両建てトレードする手順
全体的な流れとしては以下のようになります。
↓
①無期限ビットコイン(Perpetual)でオーダーを出す。
↓
②先物ビットコイン(Futures)で反対オーダーを出す。
↓
③無期限の資金調達率受け取り側トレンドが終了するまで放置。
(先物決済日の一カ月前に期先物に乗り換える)
それでは以下に手順とその注意事項やポイントなどを書いていくのでよく読んでください。
無期限ビットコインFXでオーダーを出す
ここでの注意点は、なるべく指値注文を使うこと、そして低レバレッジの注文量(一倍以下)に留めることです。
この両建てトレードにおいて、ロスカットが起きてしまうと失敗になってしまうので、オーダーは安全な倍率で行いましょう。
以下の画像のように、今の資金調達率が0.015%のショート受け取りであることがわかるので、無期限ビットコインの方でショートポジション、先物の方でロングポジションを持つことでノーリスクで金利を受け取ることができます。
金利受け取り方向のポジションを長く持つほどFunding手数料がもらえるので長期保持に向いています。
先物ビットコインFXで反対オーダーを出す
OKXではトレード画面上で先物を選択するタブが並んでいます。
オーダー方法は無期限ビットコインFXと全く同じです。
無期限ビットコインFXとほとんど同じ価格帯(に相当する価格)で指値注文もしくは成行注文を仕掛けましょう。
ただ注意してほしいのは、チャートの形はほぼ同じですが、価格はズレていること。
重要なのは、同じチャートの形なので一致するレジスタンスラインやサポートラインを意識してオーダーを出すことです。
これで、資金調達のもらえる方向が変わるまでポジションを放置しましょう。
トレンドが変わったのを見計らって両方のオーダーを決済すれば手順は一通り終了です。
注文履歴や残高画面を見て減ってなければ成功です。
これを何度も繰り返すことによって、地道ではありますがかなり勝率の高いトレードをすることができます。
理想は、ポジションのエントリーも手仕舞いも指値注文ですべて完結させることです。
なので、トレンド順張り方向に合わせて先物でポジションを持つようにすると、有利な値で利確しやすいので勝ち易くなります。(トレンド終焉時に注意)
Funding支払いと、逆張りの兼ね合いを上手く調整する必要があります。
なぜ資金調達率で稼ぐことができるのか
資金調達率(funding手数料)とは、テイカー・メイカー手数料の他にある手数料で、スワップ手数料のことです。
Funding手数料は相場の状況により随時変動していく手数料で、ポジション(ロング or ショート)を持っていると手数料の支払い・受け取りがそれぞれポジションを持っている人に発生します。
OKXでのFunding手数料支払いタイミングは8時間ごと(日本時間の1時、9時、17時)です。
ロング側 | ショート側 | |
---|---|---|
資金調達率が+ | 支払う | 貰える |
資金調達率が- | 貰える | 支払う |
下の画像の例では、「0.015%が7時間後に、ロングからショート保有者に支払われる」という意味です。
よくわからない方は以下の記事も読んでみてください。
両建てトレードは出来れば指値注文で
成行注文をこのトレード方法で使ってしまうと、テイカー手数料0.05%という比較的高い手数料ですが、指値注文のメイカー手数料は0.02%と安いので出来るだけ使うようにしましょう。
手数料に関してはこちらの記事で詳しく書いてます。
両建てトレードはレンジ相場で相性がいい
このOKXの両建てトレード手法は一方向に強いトレンドが現れているときには、無期限と先物の価格差の変動も大きく動くことがあるので上手く機能しないこともあります。
最も相性がいいのは、レンジ相場です。
レンジ相場というのは、トレンドが定まっていない、同価格帯内を行ったり来たりするような値動きの相場のことですね。(画像は一例)
トレンドが強い相場だと失敗しやすくなります。(画像は一例)
Bybit・OKX両建てトレード戦略のまとめ
同一アカウントで複数ポジション両建てし手数料で必勝する方法というテーマで記事を書いてみました。
BybitとOKXでは資金調達率(Funding Cost)という仕組みがあり、かつ出来高の多いビットコイン先物があるので、金利を貰うだけの両建てトレードに最も適したビットコインFX取引所だと言えます。
Bybit/OKXで勝ちパターンのトレードを見つけてしっかり資産を増やしてください。
コメント欄
初歩的な疑問なのですが、メイカー手数料が0.02%に対して資金調達率が0.015%では損になる気がするのですがどういうカラクリなのでしょうか?
資金調達率はOKEXやBybitでは毎8時間ごとに発生します。長期で持つほどリターンが大きくなります。
ありがとうございます!両建てトレードにチャレンジしてみようと思います。
相場上昇加熱時(資金調達率が大きくプラス時)に無期限先物を等倍でショートするだけではだめなのでしょうか?
そっちの方がいいですね!