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BitVolとLXVX|仮想通貨版VIX(恐怖指数)を使ったビットコインFXトレード手法

トレード戦略
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ビットコインFXを日々研究している仙人ブログですが、今回は仮想通貨市場に新たな指標となる「BitVol」、そして以前の「レジャーXボラティリティ指数(LXVX)」の見方や使い方をご紹介します。

要チェックや!

今後、ビットコインは上がるのか、下がるのかを予想する上で重要な指数になるかもしれないので要チェックです。

恐怖指数とも呼ばれる「VIX(ボラティリティ指標)」はもともと、株式市場など国際金融市場の値動きに大きな影響を及ぼす重要な指標です。

ビットコイン価格のボラティリティをインデックス化した、この仮想通貨版恐怖指数が、今後トレードの重要ベンチマークになり得るのか?

当サイトではLXVX数値の見方や調べ方、ビットコインFXトレードでの活用方法を解説します。

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ビットコイン・ボラティリティ指数 LXVXとは

米商品先物取引委員会(CFTC)に認可を受けている仮想通貨デリバティブ商品プラットフォーム「LedgerX(レジャーX)」が、

仮想通貨指標「LedgerXボラティリティ指数(LedgerX Volatility Index、以下LXVX)」というビットコインのボラティリティ(価格変動幅)を示す指数を発表しました。

今回発表された「LXVX」は既にLedgerXが提供している仮想通貨オプション取引商品のデータを基に、ビットコインのボラティリティをインデックス化したものだそうです。

出典:LedgerX

出典:LedgerX

ボラティリティ指数には、

・過去のデータを基にボラティリティを数値化したRealized Volatility(実現ボラティリティ)
・将来的な価格の値動きを予測するImplied Volatility(インプライド・ボラティリティ)

の2パターンがあります。

LXVXは将来を予測するのにより優れているとされる後者のImplied Volatility(インプライド・ボラティリティ)で30日先までの将来を予測するものです。
米商品先物取引委員会(CFTC)によって認可されたプラットフォームがビットコインのインプライド・ボラティリティ指数を提供するのは初の試みだそう。

この指数は来月にかけてビットコインがどの程度上昇または下降する可能性があるかを示しているもので、世界中のビットコインFXトレーダーに役立つ可能性があります。

今回発表された「LXVX」について、以前ゴールドマンサックスでボラティリティ・トレーダーとしての経歴を持つLedgerX社CEOのChou氏は以下のように言及しました。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)の提供するVIXが株式市場の「恐怖指数」と専門家から称されるように、LXVXはビットコイン市場の恐怖や不安を考慮する「ビットコイン版恐怖指数」である。
LXVXはトレーダーや投資家のリスク・モニタリングに活用できる。

現在LXVX自体を取引することは出来ないが、今後CboeのVIXのように、インデックス先物のデリバティブ商品として取引可能にする事も検討しているとのことです。

新たなBTCボラティリティ指数「BitVol」

LedgerXは、新たなBTCボラティリティ指数として「BitVol」を発表。複数のデータソースを用いており、LXVXより精度が高くなっているとのこと。LXVXの立場はどうなるのでしょう笑。

30日の予測変動率から算出されており、将来的に指数がVIX先物の様にトレードすることが可能になる見込み。
BitVolはLedgerX公式サイト上でも見ることができる他、リフィニティブ社のプロ向け金融ソフトウェアEikonでも表示することが可能。

記事の後半に、BTC情報アラートを用いたBitVol利用方法を記載しています。

LXVXの調べ方①LedgerX公式サイト

LXVXチャートは誰でも閲覧可能となっており、市場の動向を見極めるのに有益です。
ただ、後ほど紹介するLXVXを定期観測してくれる有用なツイッターBOTの方が私的にオススメです。

王道の調べ方として、LXVX(LedgerXボラティリティ指数)はLedgerX公式サイトにアクセスするだけでチャートを見ることができます。

LedgerX公式サイトのスクショ

LedgerX公式サイトのスクショ

LXVXの調べ方②ツイッターBOT「BTC情報アラート」

BTC情報アラートをフォローすることで、BitVolとLXVXをだいたい一日おきに知らせてくれるので、ツイッターのタイムラインで逐一チェックすることができます。

アップデート後、割り出される値幅の上限・下限の算出をLXVXからBitVol主体に変更されています。
BitVol と LXVX

上記のように表示される画像は、過去3ヶ月の日足更新時点のBitVolから算出したバンドとBTC価格の日足チャート(ローソク足)を重ねたもので、日(白色)、週(濃い灰色)、月(薄い色)の順で予測レンジのバンドを重ねています。最新の紫ゾーンの当日部分はBitVol反映が追い付かないところなのでLXVXで補完しています。

一日の値動きが日バンドの上限・下限にぴったり収まる日も少なく無く、相場に過熱感がある場合、週バンドの上下限で止まることも確認しています。
絶対的な指標ではないですが、実際に機能することが実証されているのですごい。

BTC情報アラート、恐るべし…。
フォローせざるを得ません。

神ツールに感謝

ちなみに、こちらのBTC情報アラートLXVX指数上限・下限の予測値算出は、
壇上さん@lasthopelonger
佐々木さん@CocostaGeekend
仮想NISHIさん@Nishi8maru
tainokoさん@btc_tainoko
が協力して生み出したものです。フォロー推奨!

BitVolとLXVXはどう利用すればいいのか

BitVolとLXVXは潜在的な値幅を示唆している

このBitVolとLXVXの数値は、その時点での潜在的なボラティリティ(値動き幅)を予測するのに有効です。

つまり、BitVolとLXVXが高い水準を推移している場合、その日のチャートの変動率は、そのLXVXの数値分程度期待できるということです。(あくまでも予測)

BTC情報アラートの画像を見てみましょう。※アップデート後、割り出される値幅の上限・下限の算出をLXVXからBitVol主体に変更されています。
BitVol と LXVX以下のような情報が確認できます。

LXVX指数:92.09 →現在のLXVXの数値
BTC価格:$9,527 →現在のBTC価格予測バンドと基準LXVX・基準BTC価格から算出できる上限と下限。
【日】到達率:49%
上限:$9,993 下限:$9,072
【週】到達率:50%
上限:$10,754 下限:$8,311
【月】到達率:50%
上限:$12,075 下限:$6,990

ここからわかるのは、LXVX(もしくはBitVol)から算出した予測のバンドの上限と下限です。

おおよその見方としては、【日】の上限下限が、その日のボラティリティで到達しやすいであろう価格帯を示唆しています。(絶対的な数値ではあなくあくまで予測率です)

過熱感が高くなるにつれて【週】【月】の上限下限に到達する可能性が出てきますが、基本的には【日】の上限下限の確度が高いように思います。

チャートの変動幅を相対的に予測し、下で買い指値、上に売り指値を仕掛けておくというヒゲキャッチトレード法ができまるかもしれません。

その日のビットコイン価格日足の最低価格に目星をつけるのに役立つと言われていますが、このようにトレードにダイレクトに生かす方法もあるということを知っておくだけでも有益かと思います。

到達率の補足上限と下限から現在地を%化してるので、100なら上限、0なら下限、50が真ん中です。もちろん突き抜けることもあるから、そのときはIVのレンジを超えたという意味、とのことです。
こちらのツイートで補足説明されています。

LXVXとビットコイン一カ月チャートを比較

bitfinexのビットコインチャート(BTC/USD)とLXVXをほぼ一カ月の同期間内での動きを比較してみました。

bitfinexのビットコインチャート(BTC/USD)とLXVXを比較

bitfinexのビットコインチャート(BTC/USD)とLXVXを比較

ビットコイン価格が上昇している2018年末ではLXVXも高止まりしていますが、2019年に入ってからは多少大きな値動きがあってもLXVX指数的には落ち着いてきているのがわかりますね。

bitfinexのビットコインチャート(BTC/USD)とLXVXを比較2

LXVXとビットコイン3カ月チャートを比較

LXVXの3か月間のチャートを見てみます。
2018年10月半ば~2019年1月半ばまでのチャートですね。
bitfinexのビットコインチャート(BTC/USD)とLXVXを比較3

暴落後はLXVXがずっと高いままで推移しているのがはっきり分かりますね。
LXVXがこのまま低くなっていけば安堵感からビットコイン価格が上昇していくのかもしれません。

LXVXは記事を書いている時点ではまだ3か月間のデータしかないため、これからデータが蓄積されていけばトレードに実用的なものになるかもしれませんね。

VIXの3倍の数値があるということは株や為替に比べて3倍のボラティリティ(値幅)があるということですから値幅にも期待できます。

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将来的なデリバティブ商品も注目

株式市場では、トレーダーはVIXオプションとVIX先物を取引することができますが、レジャーXはLXVXに連動したデリバティブ商品の取扱も予定しているそうです。

レジャーXの代表いわく「我々はビットコイン用のVIX商品を立ち上げるかもしれない。仮想通貨の価格変動に連動した最初の商品の一つになるだろう」と語っています。

ビットコインをはじめとする仮想通貨のボラティリティは株より高く、ビットコインのボラティリティは株の3倍だそうですが、

LXVXのようなボラティリティ指数が仮想通貨にも登場するということで、仮想通貨FX市場がより面白くなってきそうですよね。

まとめ

仮想通貨版VIX(恐怖指数)のレジャーXボラティリティ指数(LXVX)は、ビットコインFXにどう影響するのか?というテーマで記事を書いてみました。

BTC情報アラートが有用ということが、一番重要な部分でした。

機関投資家向け仮想通貨投資プラットフォームを手がけるSFOXなど、より良い投資判断をするため、ボラティリティ(変動幅)に関する有益な情報提供をする企業も続々と表れています。

今後アメリカでのETF認可を含め、ビットコインFXは株式市場に取って代わる巨大市場に成長していくのかもしれませんね。

コメント欄

  1. ミリ より:

    到達率とは要するにその上限or下限の価格に実際に到達する確率という理解なのですが50%
    とかだとかなり高い方なのでしょうか?例えば「1日の内でこの価格に50%の確率で到達する」ってことはけっこう精度の高い指標だと思うのですが。

  2. ミリ より:

    ああなるほど。レンジ内での現在地を表してるのですね。

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