本記事では、海外取引所であるBitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)を比較して、どちらの取引所がどのような投資スタイルにあっているのか判断するために、以下の面から検証します。
- 取り扱い銘柄数
- 手数料
- レバレッジ
- アプリ
- 出金速度
- レンディング
- セキュリティ
- 運営会社
両取引所の違いを知ることで、Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)どちらの海外取引所が自分に合っているのか、どちらの取引所がどの面で優れているのかを知ることがあります。
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BitgetとBybitの取り扱い銘柄数を比較
2022年11月時点のBitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)両取引所の取り扱い銘柄です。
比較にはCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の情報を参考にしています。(参考)
Bybit(バイビット)の取り扱い通貨
【無期限先物】185種類
【四半期先物】2種類(BTC,ETH)
【USDCオプション取引】3種類(BTC,ETH,SOL)
Bitget(ビットゲット)の取り扱い通貨
【無期限先物】101種類
【四半期先物】なし
【オプション取引】なし
BitgetとBybitの銘柄数を比較した結果
- 現物取引の種類はBitgetの方が多い。
- 無期限先物(パーペチュアル)はBybitの方がずっと多い
- 四半期先物・オプション取引があるのはBybitのみ
BitgetとBybitの手数料比較
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の手数料について比較していきます。
Bitget(ビットゲット)の手数料
Bitget(ビットゲット)で発生する主な手数料は以下の5種類になります。
Bitget(ビットゲット)で発生する手数料
- 取引手数料
- コピートレード手数料
- 出金手数料
- 入金手数料
- 資金調達率
Bitget(ビットゲット)取引手数料
それでは各種手数料をそれぞれ解説していきます。
先物取引手数料
Bitget(ビットゲット)の先物取引手数料は平均的と言えます。
先物取引手数料はMakerが0.02%、Takerが0.06%です。
証拠金(取引するためにあらかじめ口座に入れておく現金)にビットゲットのオリジナルトークン「BGB」を使用した場合は「15%」の割引のメリットを享受できます。
現物取引手数料
Bitgetの現物取引手数料も平均的と言えます。
現物取引手数料はMakerが0.1%、Taker0.1%です。
大手の海外仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)も同じ手数料であることから、ビットゲットの現物取引手数料は「平均的」と言えます。
取引手数料がどのように計算されるのか
取引手数料の計算方法は以下の通りです。
取引手数料の計算方法
- 現物取引…手数料 = 購入金額 × 利率
- 先物取引…手数料 = 出来高 × 利率
これをBitgetに当てはめると現物取引の場合は以下の通りです。
- 現物取引…手数料 = 購入金額 × 0.1%(BGB支払い時0.08%)
- 先物取引…手数料 = 出来高 × 0.02%/0.06%(証拠金がBGBの時は0.017%/0.051%)
『出来高 = 価格 × 売買枚数 × 最小注文数 × レバレッジ倍率』
Bitget (ビットゲット) のコピートレードの手数料
Bitgetのコピートレードの手数料は以下の通りです。
『コピートレード手数料 = 先物手数料 + コピーするトレーダーへの分配分』
ちなみに、基本的な分配率は「2%〜8%の範囲」となりますので覚えておいてください。
Bitget (ビットゲット) の入金・出金手数料
Bitgetの入金手数料は「無料」です。
出金手数料は各通貨ごとに違うのですが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が「0.0006」、リップル(XRP)が「0.1」など、全体的に「平均的」な手数料と言えます。
詳細は以下の記事より確認してみてください。
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Bybit(バイビット)で比較する手数料
Bybit(バイビット)で発生する主な手数料は以下の7種類です。
Bybit(バイビット)で発生する手数料
- 取引手数料
- コピートレード手数料
- 出金/送金手数料
- 資金調達料
- 決済手数料
- カード入金手数料
- 両替手数料
Bybit(バイビット)取引手数料
デリバティブ取引手数料
Bybit(バイビット)では「デリバディブ」の取引に手数料が発生します。
バイビットのデリバディブ取引の手数料
- USDT無期限…Maker:0.01% / Taker:0.06%
- インバース無期限…Maker:0.01% / Taker:0.06%
- インバース型先物…Maker:0.01% / Taker:0.06%
取引方法に関係なく、手数料の利率は同じです。
「デリバディブ取引手数料」と「注文価格の計算方法」は以下の通りです。
デリバティブ取引手数料と注文価格の計算方法
- 取引手数料 = 注文価格 × 取引手数料率
- 注文価格 = 数量 ÷ 執行価格
現物取引手数料
バイビットの現物取引手数料は「MakerとTaker」ともに「0.1%」です。
現物で、1BTCをMakerで購入した場合の計算方法は以下の通りです。
・手数料=1BTC×0.1%=0.001BTC
購入した数量から手数料を引いたものが受け取る金額になるので
『1BTC-0.001BTC=0.999BTC』となり、「0.999BTC」がウォレットに入金されることになります。
Bybit(バイビット)のコピートレード手数料
Bybitのコピートレードの手数料は「10%」です。
ユーザーは「フォロワー」として参加し、優れた実績を持ち審査を通過した「マスタートレーダー」の中から任意のマスタートレーダーを選びます。
フォローするのに費用はかかりませんが、マスタートレーダーに対して利益の内の「10%」を支払います。
逆にマスタートレーダーになれば「10%」の利益を受け取ることができます。
Bybit(バイビット) の入金・出金・送金手数料
バイビットの入金手数料
バイビットの入金手数料は「無料」です。
ただ、クレジットカードでの入金は手数料がかかります。
入金額に対して「手数料率」をかけた金額が手数料として発生するのでご注意ください。
バイビットの出金・送金手数料
バイビットは取引口座からの出金・送金時に「手数料」が発生します。
料金は出金・送金する仮想通貨により違うので詳しくは公式サイトをチェックしてください。
参考までにビットコイン(BTC)の場合は出金手数料が「0.0005」になります。
ちなみにバイビットの出金手数料は他の仮想通貨取引所に比べてやや高めの設定です。
高めの理由は送金確認を素早くおこなうためです。
取引スピードの速さは仮想通貨取引において重要なポイントなので要チェックです。
Bybit(バイビット)のその他の手数料
資金調達料
資金調達料とは「無期限先物契約」において、「ポジション」を保有する時に発生する費用のことです。
保有するポジションによりプラスになる時もあればマイナスになる時もあるので注意が必要です。
資金調達料の計算方法
- 資金調達料 = ポジション価格 × 資金調達率
- ポジション価格 = 契約数量 ÷ マーク価格
1ビットコインが300万円で、30万円分のレバレッジ1倍のロングポジションを持ち、資金調達率が「+0.001%」だった場合の計算は以下のとおりです。
・資金調達料『300,000 × 0.001 = 300円』となり、午前1時・午前9時・午後5時を迎えるたびに「300円相当」の手数料がウォレットから引かれることになります。
決済手数料
バイビットの「先物取引」では、決済する際に「0.05%」の手数料がかかります。
手数料が発生するタイミングは、先物取引で「期日まで」に決済がされなかった時に発生します。
この場合のみポジション決済時に「0.05%の手数料」がかかるので注意してください。
両替手数料
バイビットで取引をする時は、取引したい仮想通貨を「証拠金」とする必要があります。
その際取引通貨がウォレットになくてもバイビット内で通貨を「両替」することができます。
この時に「手数料」が発生します。
仮想通貨の種類や両替金額によって上限が設定してあるので注意が必要です。
ビットコインの場合、一回の両替可能額は「0.001〜20BTC」、24時間の両替上限は「200 / 4,000」、両替手数料は「0.1%」となります。
仮想通貨ごとに設定されている数値が違うので詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の手数料比較表
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の手数料を比較します。
取引所 |
入金手数料 | 出金手数料 | コピートレード手数料 | 先物取引手数料 | 現物取引手数料 |
---|---|---|---|---|---|
Bitget(ビットゲット) |
無料 |
通貨により異なる |
2〜8% | Maker:0.02% Taker:0.06% |
Maker:0.1% Taker0.1% |
Bybit(バイビット) | 無料 | 通貨により異なる (ビットコインは0.0005) |
10% | Maker:0.01% Taker:0.06% |
Maker:0.1% Taker0.1% |
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の手数料を比較したときの大きな違いは「コピートレード手数料」と「先物取引手数料」です。
- コピートレード手数料の面ではBitgetが安いです。
- 先物取引手数料ではBybitがMaker取引手数料が安いです。
- コピートレードをするなら「Bitget」、デリバティブ取引をするなら「Bybit」がおすすめ。
- ちなみにBitgetでは紹介割引を使えば、額面手数料から20%安くなります。
BybitとBitgetの最大レバレッジを比較
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の最大レバレッジについて比較してみます。
Bybitのレバレッジのついて
Bybitのデリバティブ取引の最大レバレッジは、
BTC100倍・ETH100倍・アルトコイン12~50倍となっています。
Bitgetのレバレッジのついて
Bitgetのデリバティブ取引の最大レバレッジは、
BTC125倍・ETH100倍・その他アルトコイン25倍となっています。
Bybit | Bitget | |
---|---|---|
最大レバレッジ | 100倍 | 125倍 |
取引手数料 | Maker:〜0.01% Taker:〜0.06% |
Maker:〜0.02% Taker:〜0.06% |
取引形態 | 板取引 | 板取引 |
取扱銘柄数 | 185種類 | 101種類 |
取引高 | 多 | 少 |
高ければいいというものでもありませんが、少額で一発勝負したいときにはいいかもしれませんね。
BybitとBitgetアプリの使いやすさ
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)のモバイルアプリについて比較してみます。
Bybit(バイビット)アプリの使用感
直感的に使いやすいUIで日本語にも完全対応しています。
チャートや取引画面も見やすく遅延もありません。
四半期先物やオプション取引、コピートレード、資産運用機能などほぼすべての機能をアプリで操作することができます。
Bitget(ビットゲット)アプリの使用感
UIはBinanceに似ている印象で、日本語にも完全対応しています。
四半期先物やオプション取引はありませんが、コピートレード機能は運営初期から実装されており最も利用されていると思われます。
Bybitより、ほんの少しですが動作がもっさりしている感じがしますが誤差の範囲だと思いました。
どちらの取引所もモバイルアプリは使いやすい
どちらも日本語対応しており、基本的な操作方法も直感的に使いやすく作りこまれています。
四半期先物やオプション取引なども利用したいのであればBybit一択でしょう。
コピートレード機能に関してはBitgetの方が力を入れており、ユーザーに利があるかもしれません。
BybitとBitgetの送金・出金の早さを比較
入金手数料 | 出金・送金手数料 | |
---|---|---|
Bybit | 無料 | 通貨により異なる (ビットコインは0.0006) |
Bitget | 無料 | 通貨により異なる (ビットコインは0.0005) |
出金速度はどちらの取引所も早い
どちらの取引所も出金処理は早い部類です。
日本の一部の取引所のように、「翌営業日までに送金」というような縛りもなく、基本的に即時送金処理が行われます。
出金トラブルも特に起きていません。
BybitとBitgetレンディング率比較
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)のレンディング機能について比較してみます。
Bybitのレンディング率
Bybitは資産運用機能が充実しています。
Bybitのデュアル資産投資は、期間内におけるBTC、ETH、USDT、BIT等の暗号通貨の値動きを予測するだけで、価格変動の少ない時期でも高利率(APY)で稼ぐことができる短期投資型の資産運用商品です。
積立ステーキングは18種類の基本銘柄と期間限定銘柄、定期ステーキングには4銘柄があり、仮想通貨を預けるだけで利回り報酬を獲得できます。
クラウドマイニングは、ETHのマイニングに必要なハッシュパワーを購入し、クラウドから簡単に採掘することができるサービスです。
Bitgetのレンディング率
Bitgetには、Bybitの資産運用機能(デュアル資産投資、積み立てステーキング)などのようなレンディングサービスは提供していません。
BybitとBitgetのセキュリティ比較
昨今のFTXの破産騒動を受け、セキュリティは元より、顧客資産の透明性が求められています。
そんな中でCoingecko(コインゲッコー)がリリースした「Trust Scoreによる仮想通貨取引所ランキング」はおおよそのセキュリティ状況に関する目安になります。
Bybitのセキュリティについて
Bybitは今までに一度もハッキング等のセキュリティ被害を出したことはありません。
二段階認証やコールドウォレット保存、基本的な施策は施されています。
また顧客の預かり資産に関しては、その内訳を公開しており、透明性を確保しています。
(画像は2022年11月17日時点の情報です。)
Bitgetのセキュリティについて
Bitgetも今までに一度もハッキング等のセキュリティ被害を出したことはありません。
また、Bitgetも二段階認証やコールドウォレット保存、基本的な施策は施されています。
ただ、Bitgetは「Trust Scoreによる仮想通貨取引所ランキング」を参照すると、顧客資金の預金データを公開はしていないことから、相対的にみてBybitよりも透明性はありません。
BybitとBitgetの運営会社の違い
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の運営会社について比較してみました。
※情報は2022年11月時点の情報です。
Bybit | Bitget | |
---|---|---|
運営法人 | Bybit Fintech Limited | Bitget Limited |
所在国 | ドバイ/イギリス領ヴァージン諸島 | ケイマン諸島 |
代表取締役 | Ben Zhou | Sandra Lou |
設立日 | 2018年 | 2018年 |
対応言語 | 日本語に対応 | 日本語に対応 |
どちらの取引所も地政学的なリスクはなさそう
Bybitの本拠地であるドバイは仮想通貨ビジネスに対して非常に寛容な国であることが知られています。
また、Bitgetの所在国であるケイマン諸島は、カリブ海のオフショア国として知られています。
どちらも国の規制リスクは低いです。
また、CEOにフォーカスすると、BybitのBen Zhou氏はTwitterやYoutubeで多く出演や発言をしており露出が多いので信頼感があります。
BybitとBitgetでそれぞれ優れていること
Bybit(バイビット)の方が優れていること
- デリバティブ取引ができる銘柄数の多さ
- デリバティブ取引の手数料
- 四半期先物(Futures)がある
- オプション取引がある
- 資産運用(レンディング/ステーキング)がある
- USDCのペアがある
- リザーブ資産を公開している
Bitget(ビットゲット)の方が優れていること
- 現物取引銘柄の多さ
- コピートレード機能の手数料
- コピートレードのユーザー数
- BTCの最大レバレッジ(125倍)
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)比較 まとめ
ここまでBitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の違いを比較解説しました。
以下にそれぞれの強みとなる特徴をまとめます。
Bybitのメリット | Bitgetのメリット |
---|---|
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BybitとBitgetも、日本マーケットを重視している取引所ということもあり、資産を預けるには比較的信用できる海外取引所です。
私の結論としては、どちらの取引所も口座開設しておくのがベストではないかと思います。
わかりやすく強みで分けると、「コピートレード」を使用するならBitget(ビットゲット)、「デリバティブや先物取引」をするならBybit(バイビット)です。
使いやすさやサポート体制など様々な角度でチェックして、ご自身の用途にマッチした取引所を賢く選択できればと思います。
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コメント欄
オープンしているポジションの含み益を証拠金の一部に出来るという点をアピールしている海外取引所が最近見受けられます。ビットコイン半減期に向けて、本件についても言及されると良いかもしれません。