この記事では、毎日のように仮想通貨の情報を調べている筆者が、仮想通貨の分析サイト「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」について特徴や使い方までを分かりやすく解説いたします。
- CoinMarketCapって便利らしいけど、どうやって使うの?
- 仮想通貨を分析できるってどういうこと?
- CoinMarketCapについて詳しく教えてほしい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事を読めば、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の特徴から使い方までを完璧に理解できます。
実際にCoinMarketCapを使って日々仮想通貨の情報を収集している筆者が初心者の方に向けて丁寧に使い方を解説しているからです。
記事前半ではCoinMarketCapの特徴について、後半では登録方法や信頼性までを解説するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容を理解して、これから投資する仮想通貨を分析してみましょう!
すぐに分析方法について知りたい方は、「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の主な機能・使い方」へどうぞ!
CoinMarketCapとは仮想通貨分析サイト
会社名 | CoinMarketCap(コインマーケットキャップ) |
---|---|
CEO | Brandon Chez |
設立年月 | 2013年5月 |
掲載通貨数 | 20,723種類以上 |
掲載取引所数 | 520種類以上 |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | https://coinmarketcap.com/ja/ |
※2022年8月現在
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は、2013年5月にBrandon Chez氏によって設立された世界最大級の仮想通貨分析サイトです。
現在最も広く使用されている分析サイトのひとつであり、仮想通貨だけでなく、取引所や取引所が取り扱う通貨ペアの詳細情報までも分析できます。
時価総額や騰落率などの順位順に通貨を並べ替えることが可能であり、今一番盛り上がっている仮想通貨などがワンクリックで分かります。
CoinMarketCapはリアルタイムで仮想通貨の値段が更新されているため、市場の動向をいち早く分析でき、多くのユーザーに利用されるサイトです。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の特徴6つ
ここからは、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の特徴を紹介していきます。
主な特徴は下記の6つです。
- 分析機能が充実している
- 仮想通貨の種類が豊富
- 毎日新しい通貨が追加される
- オリジナルのポートフォリオが作成できる
- 取引所の情報も確認できる
- 完全無料で使える
それぞれ順番に解説していきます。
分析機能が充実している
CoinMarketCapは分析機能が豊富で、各仮想通貨を詳細まで分析できます。
主な分析機能は下記のとおりです。
- 仮想通貨全体の時価総額
- 銘柄ごとの時価総額ランキング
- 各仮想通貨の詳細情報
- トレーディングビューのチャート表示
- 通貨ペアの情報確認
- 各仮想通貨のニュース
- オリジナルポートフォリオの作成
上記に書いた分析機能の使い方に関しては「CoinMarketCapの主な機能・使い方」で詳しく解説しております。
仮想通貨(暗号通貨)の種類が豊富
掲載している仮想通貨(暗号通貨)の種類の豊富さもCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の特徴です。
なんと、20,723種類もの仮想通貨を掲載しています。(2022年8月現在)
ここまで多いと、もうどれを見ればいいのか分からなくなります。
これだけの掲載通貨を掲載しているため、自分が気になった仮想通貨はほぼ確実に分析できます。
毎日新しい通貨が追加される
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)では、日々新しい仮想通貨が登録されています。
確認方法は画面左上の「仮想通貨」から「最近追加されたコイン」をクリックすると確認できます。
使用されているブロックチェーンや追加された時間までも確認でき、一番右の3点マークを押せばその通貨のチャートや販売場所の確認もできるため、大変便利です。
オリジナルのポートフォリオが作成できる
CoinMarketCapは自分だけのオリジナルポートフォリオを作成できます。
ポートフォリオの作成も洗練されたUI / UXにより、直感的な操作で作成できるため、初めて使う方でも安心できます。
詳しくは「オリジナルのポートフォリオ作成」で解説しています。
取引所の情報も確認できる
CoinMarketCapは主に仮想通貨の分析サイトとして使われますが、仮想通貨取引所の情報まで掲載されています。
トップページから「取引所」をクリックすると世界で有名な取引所の一覧を確認でき、一日の取引高や週次訪問数などのランキング形式で表示させられます。
また、ここではDEXのランキングや詳細情報も確認できます。
完全無料で使える
ここまでCoinMarketCapの特徴を解説してきましたが、気になるのは価格ですよね。
なんとCoinMarketCapは全ての機能を無料で使用できます。
仮想通貨の情報を細かく分析でき、且つ無料で利用できるサイトはユーザーにとって嬉しいポイントですよね。
CoinMarketCapの主な機能・使い方
ここからはCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の主な機能とその使い方について解説していきます。
主な機能は下記のとおり。
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順番に解説していきます。
仮想通貨全体の時価総額
CoinMarketCapの主な機能として、仮想通貨全体の時価総額を確認することができます。
少し小さいですがトップページ上に「時価総額」と書かれているのでそこをクリックしましょう。
すると、画像のように2013年4月30日から現在に至るまでの仮想通貨市場の歴史を見ることができます。
その下にはビットコインを除いた時価総額が見れますが、ほとんどの仮想通貨はビットコインとほぼ同じ動きをするためチャートもあまり変わりません。
銘柄ごとの時価総額ランキング
銘柄ごとの時価総額ランキングは仮想通貨取引をする上で非常に重要な役割をもっています。
なぜなら「時価総額が多い = それだけ信頼が集まっている」という1つの指標にもなるからです。
時価総額の確認方法は、トップページ左上の「仮想通貨」から「ランキング」をクリックすると仮想通貨のランキングや時価総額が表示できます。
時価総額や一日の取引高順などにも並べ替えられ、知りたい情報にすぐにアクセスできます。
この画面では銘柄ごとの仮想通貨の時価総額も確認できます。
一言に仮想通貨と言っても、細かく銘柄を分けると「DeFi銘柄」「NFT銘柄」「Metaverse銘柄」の3つの種類があります。
CoinMarketCapでは銘柄ごとの時価総額なども確認できるため、自分の興味のあるプラットフォームにはどんな種類の仮想通貨があるのか、なども簡単に確認できます。
ちなみに「値段」や「1h%」と書かれたところをクリックすると昇順降順でランキングの切り替えができる点もポイントです。
仮想通貨の詳細情報
仮想通貨の概要の部分では、それぞれの仮想通貨の詳細情報、価格推移がひと目で分かります。
まずは、右上の検索窓から自分の分析したい仮想通貨を検索してみましょう。
(イーサリアムなら「ETH」と検索します)
自分の分析したい仮想通貨を見つけたらその通貨をクリックしてみましょう。(今回は例としてSolana)
すると各仮想通貨の概要が確認できる画面になります。
この画面では、各通貨の公式サイトにアクセスしたり、白書(ホワイトペーパー)を読んだりできます。
「コミュニティ」から「twitter.com」をクリックすれば、その通貨の公式Twitterにアクセスでき「チャット」から「discord.gg」をクリックすれば、公式ディスコードコミュニティに参加できます。
また、下にある「タグ」の項目からは、その仮想通貨はPoSチェーンを使った通貨か、PoWチェーンを使った通貨かを調べる時に重宝します。
あとは、その通貨の時価総額やボリューム、循環サプライ(市場への流通量)を確認できます。
トレーディングビューのチャート表示
CoinMarketCapでは、トレーディングビューのチャートを表示させる機能が備わっています。
トレーディングビューとは「OANDA」という相場分析会社が提供しているチャートツールです。
トレーディングビューについて詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しております。
「ローソク足チャート」をクリックすると自動的に表示させられます。
ローソク足チャートが見にくい方は「Bar’s style」から見やすいチャートに変更することが可能です。
トレーディングビューを採用しているため「Indicators」からRSIやMACDなどといった指標を表示させられたりもします。
チャートに線も引けるため、簡単なテクニカル分析を行うこともできます。
通貨ペアの情報確認
CoinMarketCapでは、通貨ペアの詳細情報まで確認できます。
確認方法もかんたんで、分析したい仮想通貨の詳細情報の確認画面から「市場」をクリックするだけです。
「市場」の画面では、各通貨ペアの取引所ごとの値段が確認できます。
それだけでなく、各通貨ペアの取引高が大きい「取引所と通貨ペアのランキング」や「各通貨ペアの流動性」までも確認できます。
この「市場」画面は仮想通貨を購入する時にどの取引所を使って購入するか悩んでいる際などに役に立ちます。
例えば、ソラナ(Solana)を購入したいと思ったら「ソラナの取引が成立しやすい取引所はBinanceでUSDTとの通貨ペア」だなということがすぐに確認できます。
各仮想通貨のニュース
CoinMarketCapでは、各仮想通貨の最新のニュース記事を無料で読めます。
ニュースを確認したい仮想通貨をクリックしたら「ニュース」をクリックするだけで簡単に表示させられます。
ですが、2022年8月現在ではニュース記事は日本語に対応していないため、Google翻訳などの機能を使いながら読むしかありません。
実際に翻訳して読んでみましたが、少し日本語がおかしい程度で意味は理解できました。
オリジナルのポートフォリオ作成
CoinMarketCapでは、自分だけのオリジナルポートフォリオが作成できます。
こちらもやり方は簡単で、トップ画面右上の「ポートフォリオ」から「新規追加」をクリックし、自分が購入した仮想通貨と数量を選択するだけで簡単に作成可能です。
また、作成したポートフォリオの価格もリアルタイムで更新されていくため、損益率もひと目で確認することができます。
ポートフォリオは複数個作成でき、用途別に使い分けられる点も大変便利です。
CoinMarketCapへの登録方法
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)への登録方法はメールアドレスだけあれば、30秒で完了します。
CoinMarketCapトップページへアクセス
まずは、トップページ右上にある「登録」をクリックしましょう。
メールアドレスとパスワードの入力
続いて、メールアドレスとパスワードが求められるので、自分が普段使っているメールアドレスと任意のパスワードを入力して「アカウントを作成する」ボタンをクリックします。
※CoinMarketCapからのメールを受け取りたくない方はチェックボックスは無視でOKです。
すると、入力したメールアドレス宛にCoinMarketCapから6桁の確認コードが送られてきますので、そのコードを入力すれば登録できます。
アイコンと表示される名前を入力
最後に指示に従ってアイコンと表示される名前を入力すれば完了となります。
※表示名はすでに使われていると使用できないため、うまく数字などを混ぜて登録しましょう。
Diamondsとは何?
登録完了後に「Diamonds」というものが貰えますが、これはCoinMarketCap内で使える「ポイント」のようなものです。
Diamondsはログインやタスクをこなすことで無料でゲットでき、用途としてはオリジナルパーカーやギフトカード、NFTなどと交換できます。
どの商品と交換するかによって必要なDiamondsの数は異なります。
CoinMarketCap APIの使い方
APIページにアクセス
CoinMarketCAP APIのページにアクセスしAPI Keyを入手します。
「GET YOUR KEY NOW」をクリックします。
Deveroperアカウントの作成
Deveroperアカウントが必要になるので、アカウント作成をします。
PlanはBasicなら無料で利用できます。
Deveroperアカウントにログインするとこのような管理画面になります。
取得したAPIを使って設定
CoinMarketCapのAPI Documentationの情報を参考に設定してみましょう。
クイックスタートの方法ではcurlを使用する方法が書かれています。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の信頼性
ここまで、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の分析機能の豊富さを説明してきましたが、ここからはCoinMarketCap内で表示される価格には信頼性があるのか? を解説していきます。
結論としては、「大いに信頼できる」です。
なぜなら、CoinMarketCapは公式サイトで、
引用
「CNBCやブルームバーグ、その他の主要なニュースアウトレットでも使用されています。(米国政府でさえ、CoinMarketCapのデータを調査及びレポートに使用しています!)」 引用元 : CoinMarketCap公式サイト |
と語っているからです。
さらに、仮想通貨メディアでもCoinMarketCapのチャートなどを引用しているところは数多くあり、多くの人に信頼される仮想通貨サイトということが分かります。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)に関するQ&A
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)に関するQ&Aをまとめてみましたのでご覧ください。
CoinMarketCapで仮想通貨の購入はできますか?
いいえ、できません。
この質問には公式サイトからの回答があり、下記のようになっています。
CoinMarketCapは、何千もの市場の取引活動について報告していますが、いかなる仮想通貨も直接販売していません。 購入する場所を見つける最も良い方法は、仮想通貨の市場セクションを調べることです。 例えば、Bitcoinを購入する場所を見つけるには、 Bitcoinのマーケットセクションを参照してください。
引用元 : CoinMarketCap公式サイト |
上記のように、あくまでもCoinMarketCapは仮想通貨の分析サイトとなっております。
CoinMarketCapは日本語に対応していますか?
はい、日本語に対応しています。
日本語への変更方法は簡単で、画面右上にある言語設定から「日本語」と検索するだけです。
CoinMarketCapにスマホアプリはありますか?
はい、あります。
CoinMarketCapにはモバイルアプリが用意されており、下記からインストールできます。
CoinMarketCap公式アプリ
IOS | https://apps.apple.com/jp/app/coinmarketcap-crypto-prices/id1282107098 |
Android | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.coinmarketcap.android&hl=ja |
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)のまとめ
この記事ではCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の特徴や使い方を徹底的に解説してきました。
CoinMarketCapの特徴をおさらいすると下記のようになります。
まとめ
- CoinMarketCapは世界最大級の仮想通貨分析サイトである
- 完全無料で使えてポートフォリオの作成もできる
- CoinMarketCapは充分な信頼性がある
- 初心者でも使いやすいUI / UXである
上記のように、CoinMarketCapは完全無料で使える世界最大級の仮想通貨分析サイトで、サイト内で表示される価格の信頼性もあり、誰にでもオススメできるサイトとなっています。
本記事では紹介しきれなかった細かい機能などもまだまだあるので、ぜひ一度使ってみることをオススメします。
その際に、CoinMarketCapで購入したい仮想通貨を見つけた時、すぐに購入できるように今のうちから準備をしておくことも大切です。
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