仮想通貨取引所を選ぶ際、何を基準にされていますか?
取扱銘柄の多さ?トレードツール?魅力的なキャッシュバックキャンペーン?
多くの人が取引コストを先ず気にするのではないでしょうか?
少額で1回、2回取引するだけなら大して気にはならないかも知れません。
しかし、大金を取引したらどうでしょう?
回数を重ねたら取引コストは蓄積されていきます。
当記事ではバイビット(Bybit)のスプレッドと他取引所の取引コストを比較/解説しています。
Bybitでの取引を考えている方にとって有益な情報となれば幸いです。
バイビット(Bybit)について
Bybitは2018年にシンガポールで創業された仮想通貨取引所です。
簡単でスピーディーな口座開設、多数の取引銘柄、しっかりした日本語サポートが多くの日本人から支持されています。
バイビット(Bybit)の特徴
Bybitで取引できる仮想通貨銘柄は280以上です。
メタバース関連銘柄やNFTプロジェクト銘柄などを多く取り扱っている取引所です。
独自にNFTやメタバースビジネス展開も進めており、取引所としてNFTマーケットも実装しています。
また、口座開設から仮想通貨取引や運用に至るまで、日本語でのサポートを行っています。
海外の取引所ではありますが、外国語でのやり取りは必要ありません。
バイビット(Bybit)での取引
PC、スマホアプリの両方で仮想通貨取引/運用が可能となっています。
取引ツールは日本語で表示できるので安心です。
一部取引(デリバティブ取引など)はKYC(本人確認)が必要となっています。
こちらは仮想通貨にまつわる国際的な犯罪を予防するための設定です。
バイビット(Bybit)の各種取引手数料
Bybitではスプレッド以外にも出金コストや各種取引に関わる手数料が設定されています。取り扱う通貨、もしくはユーザーのステータス(VIPレベル)によって各種手数料は変動します。
バイビット(Bybit)のスプレッドについて
仮想通貨の購入価格と売却価格の値段の開きをスプレッドと言います。
スプレッドを設定できるのは販売所のみです。
しかし、取引所でも実際はトレーダー注文による売買値差によるスプレッドは発生します。
取引量の多い、または大きい取引所ほどスプレッドは小さくなります。
取引する時間や市場状況によっても変化しますので注意して下さい。
また、多くの取引所ではスプレッドの他に取引手数料を設定しています。
スプレッドと取引手数料はどう違うのでしょう?
詳しく見ていきましょう。
スプレッドと取引手数料
スプレッドは仮想通貨売買時の値段の差です。
取引手数料は取引量に対して取引所へ支払う料金です。
スプレッドは仮想通貨取引所(正確には販売所)の判断で変化する場合があります。
一方で、取引手数料は%(取引量割合)で固定されています。
何のためのスプレッド?
スプレッドで発生した金額は取引所の利益となります。
取引所の運営にとって必要な収益となります。
スプレッドは市場のボラティリティリスク(変動リスク)が大きくなった場合に取引所の判断で広がったり狭まったりします。
バイビット(Bybit)の取引量上位コインのスプレッド
Bybitでは280種類以上の仮想通貨を取引できます。
当記事では特に日本でも取引できるメジャー通貨のスプレッドを解説していきます。
Bybitのスプレッドは板取引(トレーダーによる取引価格指定)によるもので、取引所が決定しているものではありません。
市場の状況によって直ぐに変化します。
リアルタイムでスプレッドを確認するにはPCやアプリの取引画面を確認する必要があります。
また、Bybitでは取引手数料を最大で0.1%に設定しています。
ユーザーのステータス(VIPレベル)によって更に割引されます。
当記事で使用するスプレッド値の計算は2022年8月某日時点のものです。
実際にBybitで取引される銘柄のスプレッドを見ていきましょう。
※以下で解説するのは、2022年8月時点の取引量の多いメジャー通貨のスプレッドです。
①$BTCのスプレッド
$BTC(ビットコイン)は仮想通貨市場で最も大きな総資産価値を持ちます。
送金機能に特化しており、様々なビジネス取引などに使用されています。
Bybitでのスプレッドは$0.15で推移しています。
$BTCの市場価格に対して0.0006%程度のスプレッド幅です。
②$ETHのスプレッド
NFTブームによって$ETH(イーサリアム)を取引し始めた方は多いのではないでしょうか?
デジタル資産に所有権を付与するイーサリアムネットワークはメタバースビジネスにおいても大きな存在感を発揮します。
Bybitでのスプレッドは$0.14で推移しています。
$ETHの市場価格に対して0.007%程度のスプレッド幅です。
③$ETCのスプレッド
$ETC(イーサリアムクラシック)は$ETHのハードフォーク(派生)で誕生しました。
Dapp(分散型アプリ)へのサポートが注目されています。
Bybitでのスプレッドは$0.06で推移しています。
$ETCの市場価格に対して0.13%程度のスプレッド幅です。
④$XRPのスプレッド
$XRP(リップル)は国際送金機能に特化した仮想通貨です。
送金速度が非常に早く、数分で送金完了ができます。
日本人の多くが海外取引所などへ送金する際に使用しています。
Bybitでのスプレッドは$0.001で推移しています。
$XRPの市場価格に対して0.026%程度のスプレッド幅です。
⑤$LTCのスプレッド
$LTC(ライトコイン)は$BTCのプロトコル(仕様)を用いていますが、決済速度(ブロック生成速度)はかなり早いです。
小売決済などへの用途が注目されています。
Bybitでのスプレッドは$0.01で推移しています。
$LTCの市場価格に対して0.015%程度のスプレッド幅です。
⑥$XLMのスプレッド
$XLM(ステラルーメン)は個人間の国際送金機能に特化した仮想通貨です。
海外取引所への送金に使用する日本人ユーザーも多いです。
Bybitでのスプレッドは$0.00002で推移しています。
$XLMの市場価格に対して0.015%程度のスプレッド幅です。
⑦$BATのスプレッド
$BAT(ベーシックアテンショントークン)はデジタル広告を支えるブロックチェーンシステムです。
Brave(ブラウザー)を使用することによって企業に流れていた広告収益を個人に還元することに成功しています。
Bybitでのスプレッドは$0.0008で推移しています。
$BATの市場価格に対して0.17%程度のスプレッド幅です。
⑧$QTUMのスプレッド
$QTUMは$BTCと$ETHのメリットを掛け合わせてできた仮想通貨です。
ブロック生成はPoS(Proof of Stake)を採用しており、ガス代(ネットワーク利用料)の高騰などを防ぎます。
Bybitでのスプレッドは$0.019で推移しています。
$QTUMの市場価格に対して0.45%程度のスプレッド幅です。
⑨$XEMのスプレッド
$XEM(ネム)は$BTC同様、PoW(Proof of Work)のシステムで運用されます。
取引速度は$BTCの1/10程度です。
Bybitでのスプレッドは$0.00018で推移しています。
$XEMの市場価格に対して0.32%程度のスプレッド幅です。
⑩$LINKのスプレッド
$LINK(チェーンリンク)は様々なチェーンネットワーク、オフチェーンサービスをブロックチェーン技術によってリンク(連結)していきます。
民間サービスや行政サービスなど様々な場所での活用が期待されています。
Bybitでのスプレッドは$0.01で推移しています。
$LINKの市場価格に対して0.1%程度のスプレッド幅です。
バイビット(Bybit)と国内取引所のスプレッド比較
Bybitで仮想通貨を取引する際のスプレッドは極めて低いことが分かりました。
次に、日本で大手とされる仮想通貨取引所の取引コストと比較していきます。
同じ仮想通貨取引所でも販売所とではスプレッドが異なるので注意しましょう。
また、取引手数料は取引所/販売所の最高値を示しています。
販売所の場合、取引手数料は無料の場合がほとんどです。
※1 以下、取引所名A-Z順での解説となります。
※2 2022年8月13日時点でのスプレッド計算となります。
bitFlyerのスプレッド
bitFlyerは日本の大手仮想通貨取引所です。
取引所と販売所で仮想通貨が入手できます。
販売所の取引手数料は無料ですが、取引所では0.1〜0.2%の売買手数料がかかります。
$BTCの「0.06%〜」は取引所のスプレッドです。
$BTC建ての現物取引で最大0.2%の手数料が発生します。
スプレッド幅は大きく見えますが、日本国内の取引所としては一般的な値です。
CoinCheckのスプレッド
CoinCheckはマネックスグループ参加の仮想通貨取引所です。
取扱通貨も多く、NFTやメタバース関連のビジネスを積極的に展開しています。
NFTマーケットプレイス「CoinCheck NFT」(ベータ版)を実装しており、NFT販売イベントなども開催しています。
スプレッドは国内取引所のレンジ(幅)としては一般的な範囲です。
DMMビットコインのスプレッド
DMMビットコインは販売所機能のみとなります。
入出金手数料が無料ということもあって多くの方が利用しています。
スプレッドは国内取引所の中では比較的小さく設定されています。
手数料は無料です。
※先物決済延長時の決済手数料はかかります。
GMOコインのスプレッド
GMOコインは取引所でのスプレッドがとても小さく設定されています。
ただし、スプレッド変動も頻繁に調整されています。
取引所を使用する際は成行よりも指値で注文した方がいいでしょう。
入出金手数料が無料の取引所です。
取扱通貨も多いので、国内で仮想通貨銘柄を探す際はGMOコインをチェックしてみましょう。
FTX JP(Liquid)のスプレッド
Liquidは極めて小さなスプレッドを設定しています。
国内においては最もスプレッド幅の小さい取引所と言えます。
販売所機能もありますが、スプレッド幅は取引所のものとそれほど差異はありません。
また、$QASHで取引手数料を支払うことで取引コストを抑えることができます。
バイビット(Bybit)と海外取引所のスプレッド比較
海外取引所の取引コストとの比較です。
日本人が使用できる取引所のみとなります。
日本法人のある取引所は除外させて頂きました。
Binanceのスプレッド
Binance(バイナンス)は世界最大の仮想通貨取引所です。
運営所としてのスプレッドの設定はありません。
トレーダー同士のマッチング(板取引)での値段設定があり、その際にスプレッドが発生します。
また、現物取引における取引手数料は最大0.1%です。
ユーザーのVIPランクによっては更に取引手数料は下がります。
VIPランクはBinanceへの資産預入、トレード額などで決定されます。
Bitgetのスプレッド
Bitgetは2018年に創業した仮想通貨取引所です。
シンガポールを拠点としています。
BCG銘柄を多く取り揃えており、リスティング(通貨上場登録)も早めに行われます。
ゲームローンチ前から$UT(ユーティリティートークン)を購入することも可能です。
取引所機能のみで、取引手数料は最大0.1%となります。
また、独自トークン$BGBを手数料に使用することで更に取引コストを下げることができます。
Gate.ioのスプレッド
Gate.ioは中国を拠点とした仮想通貨取引所です。
常時1,000以上の仮想通貨銘柄を取り扱っており、様々な草コイン(知名度の低いコイン)も現物トレードツールを使用して取引可能です。
多くの海外取引所と同様、スプレッドは設定されていません。
取引手数料が最大0.2%と高めですが、$GTと過去1カ月の取引量に応じて安くすることができます。
KuCoinのスプレッド
KuCoinは香港を拠点とする仮想通貨取引所です。
HPは日本語表記が選択できます。
BCG(ブロックチェーンゲーム)関連銘柄も多く扱っており、NFT投資へのプラットフォームも実装しています。
KuCoinは仮想通貨取引高で世界トップ5に入る取引所です。
取引量が多いことでスプレッドも低く抑えられています。
取引手数料は最大0.1%ですが、独自トークンである$KCSの保有によって料金は更に下げることができます。
MEXCのスプレッド
MEXCは2018年創業の比較的新しい仮想通貨取引所です。
日本語サポート、独自のローンチパッドやコピートレード機能などで日本人トレーダーからも注目されています。
取引所によるスプレッド設定はありません。
流動性が高いため、板取引のスプレッドは小さくなっています。
取引手数料は0.2%と高めですが、$MXの保有などで低く抑えることもできます。
バイビット(Bybit)の口座開設
Bybitのスプレッド/取引手数料は国内取引所と比べると断然に低コストであることが分かります。
また、Bybitを使えば使うほど有利な料金で仮想通貨取引ができます。
Bybit口座をお持ちですか?
30秒で口座は作成できます。
Bybit口座開設プロセスは以下の通りです。
- Bybitの公式サイトへアクセス
- メールアドレスとパスワードを設定
- 認証コード入力
Bybitの公式サイトへアクセス
Bybitの公式サイトへアクセスし、右上の「登録」もしくは中央のフォームにメールアドレスを入力して「今すぐ登録」をクリックします。
メールアドレスとパスワードを設定
メールアドレス(もしくは電話番号)と任意のパスワードを入力して「アカウントを作成する」をクリックします。
認証コード入力
登録したメールアドレスに届く認証コードを入力して口座開設完了です。
「もう少し詳しくBybitの利用方法について教えて欲しい」という方はこちらのリンクを参照して下さい。
バイビット(Bybit)のスプレッド比較まとめ
今回各取引所のスプレッドを比較してみて、国内取引所の取引コスト(スプレッド)の大きさが分かって頂けたと思います。
Bybitを使うことで仮想通貨取引コストを低く抑えることができます。
また、Bybit以外の海外取引所も魅力的な取引コストを提示しています。
比較検討する価値は十分にあります。
しかし、Bybitは充実した日本語サポートやNFT、BCG銘柄などのラインナップで優位性を保持していることは間違いありません。
事前に口座を開設しておくことで機会損失を防いでいきましょう。
以上、Bybitの取引コスト/スプレッドの比較解説でした。
当記事がBybitのご利用を考えている方にとって有益な情報となれば幸いです。
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