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ワイコフ理論でチャートのトレンド転換を見極めるビットコイントレード戦略

ビットコインFXはワイコフ・チャートに沿ってトレンド転換するのか チャートパターン
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米の伝説的な相場師で、いわゆるテクニカル分析の先駆者としても知られるリチャード・ワイコフの「ワイコフ・チャート」が、現行BTCチャートと酷似していると少し話題になりました。

ワイコフチャート実例

ワイコフチャート上昇相場のチャンスを掴むことができればトレードで爆益なのでは?ということで調べてみました。ちなみに、私はビットコインFX取引所Bybit(バイビット)を使っています。

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ワイコフ・チャートとは

伝説の相場師であり、テクニカル分析の先駆者でもあるリチャード・ワイコフ氏が考案したチャートパターンです。

リチャード・ワイコフのプロフィール
米国の株式トレーダー、投資コンサルタント、投資ジャーナリスト。マガジン・オブ・ウォールストリート誌の創刊者・編集者。ダウやジェシー・リバモアなどと同時代を生き、独自の投資システムを確立。テクニカル分析の先駆者のひとり。投資で活躍しながらも、コンサルティングや啓蒙活動を行い多くのトレーダーに影響を与えた人物。著書はトレーダーたちに今なお読まれ続けトレードの古典として評価が高い。

日本ではバブル崩壊を描いたバブルチャートが有名ですが、こちらのワイコフチャートにも仮想通貨相場が似ているといわれています。
ワイコフチャート理論

仮想通貨相場(ビットコイン価格)のチャートに当てはめると今この辺りだとか。
ワイコフ・チャートとビットコイン価格予想

ワイコフ・チャートは4つのマーケットサイクルで説明できる

ワイコフ・チャートは4つのマーケットサイクルで構成されています。

  • Accumulation:累積
  • Mark Up:利幅
  • Distribution:分布
  • Mark Down:値下げ

の4つです。
ワイコフ・チャート4つのマーケットサイクル

引用元:nomika.blog.jp

Accumulation:累積(左下の赤枠部分)

長く続いた下落(または上昇)トレンドの終了前に起こるレンジ相場のフェーズです。
需要と供給が均衡している為にチャートの値幅が少なくなります。

大口・小口の投資家たちが買い集め、仕込みが終わった時トレンド転換方向にブレイクします。

Mark Up:利幅(水色の矢印)

価格が上昇し始め、需要が供給を上回ることで上昇トレンドを形成します。
下落トレンドでは反対のことが起こります。

Distribution:分布(真ん中上の青枠)

上昇トレンドのトップ、または下落トレンドの底で起こるレンジ相場です。
需要と供給のバランスが均衡を保っている状態ですが、プロの大口投資家がポジションを手じまい始め、また徐々にポジションを集めていきます。

Mark Down:値下げ(赤色の矢印)

仕込み終わったら、再度ブレイクしトレンド方向にチャートが動きます。
価格が下落し始め、供給が需要をはるかに上回りトレンドが形成されます。

相場はこのように4つのマーケットサイクルで成りたっているという考え方です。
本当はもっと複雑な方式があるのですが、すごく難解なのでざっくりと理解しておけばいいと思います。

なお、トレンドが強い場合は、各トレンドの途中でre-accumulation(上昇トレンド時)、re-distribution(下落トレンド時)という小さなレンジ段階が形成されます
ワイコフチャートの強いトレンド

引用元:nomika.blog.jp

長く続いた下落トレンドの直後では、ショート脳が抜けきらず、上昇トレンドに入っているのに戻り売りし続けて大負けしてしまうということになりがちです。
反対に、2017年のビットコイン相場のように長く続いた上昇トレンドのロング脳が抜けきらず、2018年買い下がりして大損してしまった人も多くいることでしょう。

重要なのは、このようにマーケットサイクルがあるということを知ることで、ステージによってトレード戦略を変える選択肢をもつことです。

ワイコフ・チャートのエントリーポイント

Mark Up(マークアップ)と Mark Down(マークダウン)にはそれぞれのエントリーポイントがあります。

Mark Up(マークアップ)時のエントリーポイント

ワイコフ・チャートのエントリーポイント
引用元:nomika.blog.jp

SPRING(スプリング) 積極的なトレーダーはここで買いを入れます。ここでは売りのクライマックスを狙った買いになりますが、リターンが大きい分リスクも高いエントリーとなります。
BREAKOUT(ブレイクアウト) レンジスタンスを破った時に買いをいれます。(ブレイクアウト手法)
THROWBACK(スロウバック) ブレイクアウトを逃した場合、再度価格がその位置に戻ってくるのを待ち、レジスタンスがサポートになった時に買いをいれます。(戻り待ち)
RE-ACCUMULATION(リアキュムレーション) 再びレンジになった時に上に抜ければ、トレンド継続する可能性が高いのでブレイクアウトもしくはレンジの戻り待ちでエントリーします。
CORRECTION(コレクション) アップトレンド中のレンジを上に抜けた後の戻りを待って押し目買いです。トレンドラインや水平線のサポート、フィボナッチ・リトレースメントを使ってエントリーポイントを探します。

Mark DOWNはMARK UPの逆になります。

Mark Down(マークダウン)時のエントリーポイント

Mark Down(マークダウン)時のエントリーポイント
引用元:nomika.blog.jp

LOWER PEAK(ロウワーピーク) 積極的なトレーダーはここで売りを入れます。ここは高値を更新することが出来なかったポイントでのエントリーでリスクも高くなります。
BREAKDOWN(ブレイクダウン) サポートを破った時に売りをいれます。(ブレイクアウト手法)
THROWBACK(スロウバック) ブレイクダウンでの売りチャンスを逃した場合は、再度価格がその位置に戻ってくるのを待ち、サポートがレジスタンスになった時に戻り売りをいれます。
RE-DISTRIBUTION(リディストリビューション) 再びレンジになった時に下に抜ければ、トレンド継続する可能性が高いので戻り売りします。
CORRECTION(コレクション) ダウントレンド中のレンジを下に抜けた後の戻りを待って売りをいれます。

トレンドがはっきりしているときには、エリオット波動理論もわかりやすく機能するはずなので一緒に覚えておくことをお勧めします。

実際にはもっと複雑な動きになるでしょうし、確実なエントリーポイントを決めることは並大抵のことではないです。
「頭と尻尾はくれてやれ」の精神でエントリーするのがいいと思います!

ワイコフチャートの実例

ビットコインチャートでのワイコフチャート考察の実例を紹介します。基本的に日足以上の時間軸でみます。

もしこのワイコフチャートの通りに本当にビットコイン価格が推移するのなら、フルレバロングをぶち込みたいのですが、新規の日本人ユーザーがあまり見込めない状況で新たな資金がどこから入ってくるのか疑問ですし、根拠としては薄いですね。

ワイコフチャートの通りになる

2018年秋のワイコフチャート考察

追記※この記事を書いた当時(2018年)はワイコフチャートにならず暴落しました…

私もビットコインの価格は最終的に上がるものだと思っていましたが、もう少し時間がかかるかもしれないと考察していました。

2019年10月にもワイコフチャートの考察がでてきました。BTCビットコインの半減期も半年後に迫っているので上昇トレンドになるといいですね。

2019年10月ワイコフチャート考察

2019年10月ワイコフチャート考察

リチャード・ワイコフのおすすめ書籍

ところで、リチャード・ワイコフは多くの投資の名言を残しています。

「確実ではないからこそ、投機はなりたっている。」

「問題は損失を出したかどうかではなく、これからも出し続けるかどうかだ」

「極秘情報とは、また聞きした人によって伝えられる誤報」

「知識もないのに他人の専門に首を突っ込めば、いいカモになる。」

などなど、数々の書籍や名言を世に生み出しました。
確かに説得力がありますね。

テクニカル分析の先駆者としても知られるリチャード・ワイコフは多くの書籍も出しています。
その中でも、日本含む世界中のトレーダーの聖書となっている3つの投資本をご紹介します。

ワイコフの相場大学

スイング売買の心得

ワイコフの相場成功指南

関連記事 Bybit(バイビット)スマホアプリの操作方法はこちらの記事で。

ワイコフチャートのまとめ

ビットコインFXはワイコフ・チャートに沿ってトレンド転換するのか?というテーマで記事をかいてみましたがいかがでしたか?

現物ホルダーやFXロンガーはワイコフチャートの通りになってほしいと願っていますが、ビットコインFXでは下落相場でもショートで資産を増やすことが出来ます。

是非この機会に他のテクニカル指標も知って値動き予想のスキルを身に着けてみてください。

参考にさせていただいたサイト:VPAトレードを検証するブログ

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