Binance公式の仮想通貨ウォレットであるTrust Wallet(トラストウォレット)を知っていますか?
この記事ではTrust Walletの概要から使い方まで初心者向けに画像付きで解説しています。
- Trust Walletってなに?
- Trust Walletで何ができるの?
- Trust Walletの特徴や使い方を詳しく教えて欲しい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事ではBinance公式仮想通貨ウォレットであるTrust Walletについて徹底的に解説してるので、読めばTrust Walletの特徴から使い方まで、完璧に理解できます。
記事前半ではTrust Walletの特徴や使い方について、後半ではメリットや注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。
すぐにTrust Walletのインストール方法について知りたい方は、「Trust Wallet(トラストウォレット)のインストール方法」へどうぞ!
Trust Wallet(トラストウォレット)はBinance公式ウォレット
名称 | Trust Wallet(トラストウォレット) |
---|---|
設立年月 | 2017年11月 |
創業者 | Viktor Radchenko |
対応通貨数 | 20,000種類以上 |
対応ブロックチェーン数 | 63 |
ガバナンストークン | TWT |
公式サイト | https://trustwallet.com/ |
Trust Wallet(トラストウォレット)とは、Binance(バイナンス)公式の仮想通貨ウォレットのことです。
2017年にERC20規格のトークンを保管するウォレットとして発表され、翌年にDAppのブラウザ機能を追加しました。
その後、同年に世界最大級の仮想通貨取引所Binanceに買収されました。
買収と聞くとあまりいいイメージを持てないと思いますが、Trust Walletは買収されBinanceの公式ウォレットとなったことで、複数の仮想通貨に対応できるようになりました。
対応通貨数も100万以上となっており、対応ブロックチェーン数も63と多いため、自分の保有したい仮想通貨はほとんど対応している優秀なウォレットでアプリす。
Trust Wallet(トラストウォレット)の特徴4つ
ここからは、Trust Wallet(トラストウォレット)の特徴を解説していきます。
Trust Walletの主な特徴は下記の4つです。
- ステーキング可能
- DAppのブラウザ機能も搭載
- カスタムトークンが自動表示
- ガバナンストークン「TWT」を発行
それぞれ順番に解説していきます。
ステーキングが可能
特徴のひとつ目は、ウォレット内でステーキングが可能な点です。
ステーキングとは、仮想通貨をブロックチェーンに預けることで追加で利回りがもらえる仕組みのことで、銀行でいう定期預金の仮想通貨バージョンみたいなものですね。
現在、ステーキングは様々な仮想通貨取引所で導入されているサービスですが、単体でステーキング可能なウォレットはTrust Walletのみです。
最も有名な仮想通貨ウォレットである「MetaMask(メタマスク)」では、2022年9月現在ステーキングできないため、大きな差別化に成功していると言えます。
取引所に預けていて売る予定のない仮想通貨は、Trust Walletに入れてステーキングすると効率的に稼げていいでしょう。
ですが、全ての通貨がステーキングに対応している訳ではなく、現在は以下の画像にある通貨のみの対応です。
ステーキングのやり方については下記の「Trust Walletでステーキングする方法」で解説しております。
DAppのブラウザ機能も搭載
Trust Walletはアプリ内に「Web3 DApp」というブラウザが搭載されており、なにか調べごとをしたくなった際にも、アプリから離れることなくすぐに検索できます。
こちらの機能もメタマスクには搭載されていない機能なため、大きな特徴と言えます。
検索方法は、アプリを開いて「ブラウザ」からいつも通りに検索するだけです。
また、Openseaを始めとする、Pancake Swapや1inch、UniSwapなど、様々なDAppsをシームレスに利用できます。
DAppsにアクセスすれば認証も自動で行ってくれるため、大変便利です。
カスタムトークンでも簡単表示
Trust Walletでは、Binanceと提携しているため対応しているトークンの数がかなり多く、またカスタムトークンも簡単に表示できるため大変便利です。
例えば、メタマスク(MetaMask)では対応していないトークンを表示させたい場合は、手動で通貨の情報を入力する必要がありますが、Trust Walletではそれが不要です。
表示させる方法は右上のアイコンから表示させたい通貨を「ON」にするだけです。
ガバナンストークン「TWT」を発行
※2022年9月4日時点
シンボル | TWT(Trust Wallet Token) |
---|---|
価格 | ¥135 |
時価総額 | ¥56,346,404,931 |
時価総額ランキング | 85位 |
Trust Walletはガバナンストークン「TWT(Trust Wallet Token)」を発行しています。
ユーザーはTWTの保有枚数によってTrust Walletのガバナンスに意見できる権利を得られます。
Trust Wallet(トラストウォレット)を使うメリット2つ
ここからは、Trust Wallet(トラストウォレット)を使うメリットを解説していきます。
Trust Walletを使うメリットは下記の2つです。
- 様々な仮想通貨に対応している
- UI / UXが洗練されており使いやすい
それぞれ順番に解説していきます。
様々な仮想通貨(トークン)に対応している
様々な仮想通貨(トークン)に対応している点がTrust Walletを使うメリットとして挙げられます。
2022年9月時点でTrust Walletで保管できる仮想通貨は300種類を超えています。
イーサリアムベースのERC20やBEP2、ERC721などのトークンにも対応しており、合計対応トークン数は2万種類以上となっています。
UI / UXが洗練されており使いやすい
アプリを使ってみればすぐに分かると思いますが、Trust WalletのアプリはUI / UXが洗練されており初心者でも直感的な操作ができます。
すでにメタマスクなどの仮想通貨ウォレットを使っている人は、基本的な作りが似ているためすぐに使いこなせるようになるかと思います。
操作方法が分かりにくいと資産を移動させる際に不安になるため、使いやすさは非常に大切なポイントです。
Trust Wallet(トラストウォレット)のインストール方法
ここからは、Trust Wallet(トラストウォレット)のインストール方法を解説していきます。
Trust Walletのインストール方法は下記の3ステップです。
- アプリをインストール
- ウォレット作成
- シークレットフレーズの確認
それぞれ順番に解説していきます。
アプリをインストール
まずは、下記からTrust Walletをインストールしましょう。
ウォレット作成
インストールしたら「新しいウォレットを作成する」から、利用規約に同意後、任意のパスコードを入力しましょう。
シークレットフレーズの確認
最後に、Your Secret Phraseと書かれた画面から12個の単語をメモ帳などに書き写して「続ける」をクリックします。
その後、書き写したシークレットフレーズを同じ順番に選択します。
「ウォレットは正常に作成されました」と表示されれば完了です。
Trust Wallet(トラストウォレット)の使い方5つ
ここからは、Trust Wallet(トラストウォレット)の使い方を解説していきます。
Trust Walletの主な使い方は下記の5つです。
- Trust Walletに入金する方法
- Trust Walletから出金する方法
- Trust Walletでスワップする方法
- Trust Walletでステーキングする方法
- 日本円表示にする方法
それぞれ順番に解説していきます。
Trust Walletに入金する方法
まずは、アプリにログイン後「ウォレット」から入金したい通貨をタップします。
(入金したい通貨が表示されていない場合「Add Tokens」から追加できます)
その後「受信する」をクリックしQRコードを読み取るか「コピー」をタップしてコードをコピーしましょう。
あとは、入金アドレス宛に通貨を送金すれば完了です。
Trust Walletから出金する方法
出金方法は、アプリにログイン後「ウォレット」から出金したい通貨をタップします。
(出金したい通貨が表示されていない場合「Add Tokens」から追加できます)
その後「送信する」をクリックし「受信者アドレス」と「数量」を入力して「次へ」をタップします。
内容を確認し、問題なければ「承認」をタップすれば出金完了です。
Trust Walletでスワップする方法
スワップ方法は、アプリにログイン後「ウォレット」からスワップしたい通貨をタップします。
(スワップしたい通貨が表示されていない場合「Add Tokens」から追加できます)
その後「スワップ」をクリックし、上に「支払う通貨」下に「欲しい通貨」を選択します。
任意の数量を入力して「スワップ」をタップし、問題なければ「承認」をタップすれば完了です。
Trust Walletでステーキングする方法
ステーキング方法は、アプリにログイン後「ウォレット」からステーキングしたい通貨をタップします。
(ステーキングしたい通貨が表示されていない場合「Add Tokens」から追加できます)
ステーキング可能な通貨は上記で解説した通りです。
その後「ステーク」をクリックしもう一度「ステーク」をタップします。
最後に「数量」と「バリデーター(ステーキング先)」を選択して、「次へ」をクリックします。
確認して問題なければ「承認」をタップすれば完了です。
日本円表示にする方法
日本円表示にする方法は簡単です。
まず右下の「設定」をタップし「設定」を選択します。
その後「通貨」から「日本円」を選択すれば日本円表示に変更できます。
Trust Wallet(トラストウォレット)の注意点3つ
ここからは、Trust Wallet(トラストウォレット)の注意点を解説していきます。
Trust Walletの主な注意点は下記の3つです。
- USDT送金時はETHが必要
- 拡張機能ではないのでアプリのインストールが必要
- シークレットフレーズを漏らさない
それぞれ順番に解説していきます。
USDT送金時はETHが必要
Trust WalletからUSDTを送金する場合は手数料としてイーサリアム(ETH)が必要になります。
そのため、Trust WalletでUSDTを取り扱おうと思っている方は少量のETHを用意しておきましょう。
拡張機能ではないのでアプリのインストールが必要
ここまで解説してきた通り、Trust Walletは2022年9月時点ではモバイルアプリしか存在しておらず、メタマスクなどのようにChromeの拡張機能として使用できません。
アプリのダウンロードはこちらからどうぞ
iOS | https://apps.apple.com/app/apple-store/id1288339409?mt=8 |
Android | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wallet.crypto.trustapp&referrer=utm_source%3Dwebsite |
シークレットフレーズを漏らさない
Trust Walletを作成する過程で表示される「シークレットフレーズ」は絶対に自分以外の人に見せてはいけません。
これはTrust Walletに限った話ではなく、全ての仮想通貨ウォレットのシークレットフレーズも同じです。
もし、12個のフレーズが他人に知られてしまった場合、ウォレット内の資産を全て盗まれてしまいます。
また、シークレットフレーズはウォレットにログインしたり復元したりする際に必要になってくるため、紛失しても資産を失います。
オススメは紙に書いて保管することです。
デジタル上に保管するのは、ハッキングなどのリスクが高すぎるかと思います。
Trust Wallet(トラストウォレット)関するQ&A
Trust Wallet(トラストウォレット)についての質問をまとめてみましたのでご覧ください。
日本語に対応していますか?
はい、対応しています。
デフォルトの状態で日本語表記になっているため、特に設定は必要ないです。
もしなっていない場合は、「設定」→「アプリの言語」から変更できます。
パソコンでも使えますか?
はい、使えます。
お使いのパソコンでもアプリをインストールすることで使用可能ですが、モバイルアプリ向けなのでスマホの方が操作はしやすいです。
また、Chromeの拡張機能としてはリリースされていないため、Chromeウェブストアで検索しても偽物しかでてきませんのでご注意を。
利用に料金はかかりますか?
基本的な利用には料金はかかりません。
Trust Walletを使っていて料金が発生するのは、通貨の送金などの際にかかるガス代(手数料)くらいです。
メタマスクと同じ感じだという認識でOKです。
Trust Wallet(トラストウォレット)まとめ
この記事ではTrust Wallet(トラストウォレット)の特徴や使い方を徹底的に解説してきました。
この記事の特徴をおさらいすると下記のようになります。
- Trust WalletはBinance公式の仮想通貨ウォレット
- ウォレットにステーキング・スワップ機能がある
- 多くの仮想通貨に対応している
- UI / UXが洗練されており初心者でも使いやすい
- ガバナンストークンTWTを発行している
- ブラウザ機能も搭載しておりワンストップで取引が完結する
上記のように、Trust WalletはBinance公式の仮想通貨ウォレットで機能が充実しており、ステーキングやスワップ・ブラウザ機能も搭載されています。
そのため、アプリひとつでほとんどの取引ができ、アプリの切り替えをしなくていいのが便利なポイントです。
UI / UXも洗練されており、初心者でも直感的な作業が可能な点も嬉しいポイントですね。
Binanceなどの取引所には常にハッキングリスクなどのリスクがあります。
それを回避するためにも、売却する予定がない仮想通貨はトラストウォレットに入れて保管するのがいいのではないでしょうか。
機能が充実していて安心して使用できるウォレットとしてTrust Walletを検討してみてはいかがでしょうか?
コメント欄
https://chrome.google.com/webstore/detail/trust-wallet/egjidjbpglichdcondbcbdnbeeppgdph
こちらのクローム拡張機能は偽物でしょうか?
それは本物です。新機能のようですね。
https://trustwallet.com/ja/browser-extension