今日は、一般的には両建てすることが出来ないと言われがちな仮想通貨取引所で複数ポジション両建てする小ワザと、それを利用したトレード方法も併せてご紹介したいと思います。
主にOKXもしくはFTXをつかいます。
研究すれば自分だけの必勝パターンを見つけることも可能だと思います。
海外取引所のOKXとFTXは世界トップクラスの取引高を誇る、追証無し、レバ最大100倍まで可能な海外ビットコインFX取引所です。
圧倒的ボラティリティが体験できるビットコインFXは、数ある金融商品の中でもスリルあるトレードができるのが魅力ですよね。
ただ、GMOコインなどと比較される時、
「両建て(ロングとショートを同時に持つこと)ができない取引所」
として取り上げられることがあります。
実はこれは大きな誤りであり、いくつかの海外取引所は場合によってはかなり両建て作戦に適したFX取引所と言えるのです。
実は海外取引所のOKXとFTXでは両建てが可能であるし、何ならポジション管理の使い勝手はそこらの取引所より上です。
これは利用しない手はありません。
② 資金調達率ルール(スワップ手数料)を利用してチャートの先を読めば必勝か?
③ 低レバレッジでロング放置!安全に資産を増やせる?
④ 無期限と先物で複数ポジション両建て手数料で必勝する方法
⑤ アルトコイン攻略法|ハードフォーク便乗作戦
取引手数料はテイカー・メイカーでは大違い
海外取引所のOKXとFTXはよくできた手数料システムや資金調達金利ルールを設けているので、色んなトレード方法の可能性があって楽しいのが魅力です。
そこで今回は1つのアカウントの中で「両建て」ができちゃう方法をご紹介します。
両建てポジションでトレードをする場合、取引手数料と資金調達率(Funding手数料)が重要なカギになってくるので簡単におさらいしておきましょう。
海外取引所のOKXとFTXの取引手数料にはメイカー手数料とテイカー手数料があります。
それぞれの手数料率は以下の通りです。
メイカー手数料 | 0.02% |
---|---|
テイカー手数料 | 0.07% |
上記の表を参考にすると、テイカー手数料(成行注文)は手数料がそれなりに掛りますが、メイカー手数料(指値注文)は安いです。
OKXの手数料ルールについてはこちらの別記事で詳しく書いています。
FTXの手数料ルールについてはこちらの別記事で詳しく書いています。
「両建て」は損切りを必要としないトレード?
両建てトレードについて、英語では「cross order」や「matched order」と呼ばれてます。
両建てについて簡単にいうと、
通貨ペアに対して売りと買いの両方のポジションを保有するトレード法ということです。
ロングとショートどちらのポジションも保有する事により、
どちらの方向にビットコイン相場が動いたとしても利益を出すことができ、損失を防ぐことができます。
①複数アカウントで両建てする方法
まず初めに紹介するのは複数アカウントでポジションを持つ方法です。
この方法は面倒なのであまりオススメしませんが損失を完全に限定できるという点では優れています。
これはOKXかFTXの口座開設(登録)は簡単にできることを利用した方法で、
2つ以上のアカウントを用意して(メールアドレスが違えばOK)どちらか一方でロング、もう一方のアカウントでショートをする方法です。
この方法のデメリットとしては、アカウントを切り替えてログインしないといけなかったり、ビットコインが送金詰まりを起こしているときは着金が遅くなるという点ですね。
基本的には指値注文を使うことになりますが、指値にかからなかったら両建てにならないので悩ましいところです。
以前この両建てトレードについて書きました。
②ビットコインFXとアルトコインFXで両建て
この方法は邪道なので非推奨です、こんな方法もあるよってことで紹介します。
BybitでもFTXでも、アルトコインのレバレッジ取引もできる取引所で使えます。ビットコインFXでは、XBT/USDでポジションを持っていた場合でも、アルトコインFXの方でも別のポジションを持つことができます。
③ビットコイン無期限と先物で両建て
この方法は最も効率が良くオススメです。私もよくやる方法です。
資金調達率が傾いているときは保有するポジションによって金利分儲けることができるからです。
OKXやFTXでは、ビットコインFX・アルトコインFXのほかにビットコイン先物取引があります。
実はビットコインFX(無期限先物)とビットコイン先物でも両ポジション両建てで保有することができます。
この方法のいいところは同じビットコインで両建てが可能だということです。
ただ、チャートの形はほぼ同じで推移していますが(一定の乖離はある)、ビットコインFXとビットコイン先物では出来高に大きな差があります。
例として…
- BitMEXビットコイン無期限の24時間出来高…約270000BTC
- BitMEXビットコイン先物の24時間出来高…8000BTC
調べてみるとだいたい30倍くらいの出来高の差がありました。
同じビットコインですが、出来高に差があると指値注文や成行注文をオーダーした時の約定価格などに差が出るので注意してくださいね。
大きな数量で注文を入れる時には特に注意します。
なので、トレンド方向に合わせて先物でポジションを持つようにすると勝ち易いでしょう。(有利な値で利確しやすい)
トレンドと逆張りは通常の、XBTUSDで!
④他取引所とOKXやFTXで両建てする方法
最も無難な方法としては、Binance、OKX、FTXやbitFlyer lightningで別ポジションを持つ方法です。
この方法はほぼ完全な両建てポジションを作ることができるのですが、BitMEX以外の取引所で日をまたいで両建てすると、スワップという利子にあたる手数料が発生してしまいます。
取引手数料が安く、板売買のビットコインFXができる取引所でヘッジポジションを持つというのも有効な戦略です。
両建てにはリスクもある
取引所に手数料を無駄に多く払うだけになる可能性
両建てするということは通常の二倍のポジションを持つということです。
なので、手数料も二倍かかることになります。
単純に計算すると、ロングとショートの利益と損失が同額で会った場合、手数料分だけ損失が発生してしまいます。
また、取引所によっては長期的にポジションを持つとスワップ手数料で損をすることになります。
こうならないように利確するタイミングが重要になるわけですが、ミスしてしまうと目も当てられない結果となってしまうでしょう。
損失が大きくなってしまう危険も
例えば、ロングポジションとショートポジションを持っていたとして、
相場が上向いてきたのでショートを手仕舞いしたとします。
その直後に相場が急落し、残しておいたロングポジションまでも含み損になってしまうようなことが起こりえます。
そうなってしまうと、2つのポジション分損益が出てしまうので、思っていたよりも負けてしまった…ということになりかねません。
OKXやFTX両建て方法まとめ
OKXやFTXで一つの口座アカウントで複数ポジション両建てする小ワザまとめということで記事を書いてみましたがいかがでしたか?
- 2口座で両建てポジションを持つ方法
- アルトコインとビットコインで両建てする方法
- BTC無期限とBTC先物で両建てする方法
- 別の取引所を使って両建てする方法
を紹介しました。
小額のオーダーから色んな状況でトライ&エラーを繰り返していけば、自分だけの必勝法が見つかるかもしれませんよ!
OKXやFTXの基本的な使い方や情報は以下の記事でまとめています。
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