暗号資産は新しい資産として注目されており、年々その利用者数は増えています。
しかしQuickSwap(クイックスワップ)を使いたいといっても、どのように使えばいいのかわからないという悩みは持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、QuickSwapの使い方について、その特徴や注意点などを踏まえて解説していきます。
この記事でわかること
- QuickSwapの使い方
- QuickSwapの特徴
- QuickSwapを使う上での注意点
それぞれ順を追って解説していきます。
QuickSwapとは?基本的な使い方を紹介
QuickSwap(クイックスワップ)は、Maticチェーンを代表する分散型取引所の一つです。
Maticチェーンはイーサリアムチェーンの上にあるL2のブロックチェーンで、非常に低いガス代で利用できるため節約したい方などにとっておすすめです。
ここでは、QuickSwapの基本的な使い方について主に以下の項目の内容を解説していきます。
- Metamaskと連携する
- Swapする方法
- 指値取引する方法
順を追って解説していきます。
Metamaskと連携する
QuickSwap(クイックスワップ)とMetamask(メタマスク)を連携させるため、QuickSwapの公式サイトへアクセスします。
アクセスしたら右上にある「Connect Wallet」をクリックしMetamaskと連携します。
連携する際、Metamaskのウィンドウが開き承認を求められるので、Signを押します。あらかじめPolygonネットワークに接続しておくと自動的に連携している場合もあります。
Swapする方法
QuickSwap(クイックスワップ)のSwapページに行きMetamaskのウォレット内にあるコインをスワップできます。交換元のトークンと交換先のトークンを選択してスワップを行います。
今回は、例としてMATICをUSDCにスワップします。
この画面が出てきたら「Comfirm Swap」のボタンをクリックし次に進みます。
すると、このようなMetamaskの画面が出てきます。
「Confirm」を押すと以下のような画面になり、トランザクションが完了します。
これで、無事にMATICをUSDCに変更することができました。
指値取引する方法
次に、QuickSwap(クイックスワップ)で指値取引する方法について解説していきます。
QuickSwapのスワップページからLimitを選択します。左側のマーケットとというのは、株取引などでも見るものと同じであり、Limitは指値取引を指します。
USDCをDAI等に変えたい場合は、Priceのところに値を入れます。この値になったときにトランザクションが実行され最終的に1.2DAIを受け取れることになります。
認証が終わると、Place orderの項目が青く光ります。そこをクリックすることで、指値注文が通ることになります。
「Transaction Submitted」のポップアップが出てくると、トランザクション待ちの状態に張ります。
下記のような画面になり、状況を確認できます。
QuickSwap(クイックスワップ)の特徴5選
ここでは、QuickSwap(クイックスワップ)の特徴として主に5つ紹介していきます。
QuickSwapは非常にガス代が低く抑えることができるPolygonチェーン上のDEXであり、いろいろな機能を保有していることでも知られています。
- Polygonブロックチェーンを代表する分散型取引所
- 機能性はPancakeSwapやUniSwapと同じ
- トランザクション処理が早く通りやすい
- ガス代が圧倒的に安い
- イールドファーミングでQUICKを獲得できる
上記について順を追って解説していきます。
Polygonブロックチェーンを代表する分散型取引所
QuickSwapは、Polygonチェーン上にある代表的な取引所であり、UniswapやPancakeSwapなどと比較されます。
Polygonチェーンは、ガス代の高いイーサリアムチェーンに対してL2(レイヤー2)にて展開されるブロックチェーンであり、より早いトランザクション処理や安いガス代等を実現しています。
イーサリアムは多くのプロジェクトがありますが、その一方でガス代などが高く感じられることも多く、代替先の一つとしてPolygonチェーンが挙げられます。
PancakeSwapやUniSwapと同じ機能性を持つ
QuickSwapは、大手DEXとして知られているPancakeSwapやUniswapとさほどそん色のない機能性を保持していることで知られています。
PancakeSwapはBSC上にあり、Uniswapはイーサリアムチェーン上にあります。
QuickSwapはPolygonチェーンの上にあるため、利用したい場合ブリッジなどしてPolygonチェーン上に資産を移す必要があります。
トランザクション処理が早く通りやすい
QuickSwapはトランザクション処理が早く通りやすいことも特徴の一つといえます。
スワップやプール時など、多くの場面でトランザクションが通りやすくあります。
ガス代を少し多く払うことで速度を加速させることができるため、より早く処理を終えることも可能です。
ガス代が圧倒的に安い
QuickSwapの特徴の一つに、ガス代が安いことが挙げられます。
QuickSwapはイーサリアムL2チェーン上にあるため、ガス代を抑えることに成功しており、トランザクションの際に気にすることなく済みます。
ガス代のもとになる通貨はネイティブトークンのMATICであり、1MATICあたり1ドルほどであることを考えれば、非常に少ないガス代での利用が可能です。
イールドファーミングでQUICKを獲得できる
QuickSwapでは、流動性提供者となることでLPトークンを受け取れる仕組みが存在します。
ファーミングを行うと独自トークンであるQUICKが報酬として獲得できます。
LP提供とファーミングを活用しながら報酬を増やすといいでしょう。
QuickSwapを使う4つのリスク・注意点を確認しよう
ここでは、QuickSwap(クイックスワップ)を使う際のリスクについて解説していきます。
QuickSwapでは、流動性提供者となることで報酬を受け取れる仕組みが存在しますが、同時にDEXの仕組み上発生してしまう損失なども存在します。
それぞれ以下について、具体的な内容や対策を解説していきます。
- 手数料負けに注意する
- インパーマネントロスに注意する
- APYの高さはリスクに比例する
- トークンの価格が暴落する可能性
手数料負けに注意する
プラットフォームを使う場合、それに対して支払う手数料が少額でも発生してきます。
手数料のことを考慮しなければ最終的に手数料負けという形で損をしてしまうケースもあり、注意が必要です。手数料負けの対策方法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 頻繁な収穫をやめる
- 少額での運用を行わない
- 送金時の通貨を選ぶ
上記の通りで、送金やガス代が高すぎる通貨はできるだけ避けたほうがいいでしょう。
インパーマネントロスに注意する
手数料に注意することはもちろんですが、インパーマネントロスにも気を付けるべきです。
インパーマネントロスとは、DEXの流動性不足などが原因で元本割れを起こしてしまうことで、以下のような方法を利用することで回避できます。
- ステーブルコインを利用する
- リスクの高いペアを避ける
- 計算ツールを使う
インパーマネントロスは、Defiで稼げば稼ぐほど影響を受けるものであり上記のような方法を試すことでリスクを最小に抑えるといいでしょう。
APYの高さはリスクに比例する
よく、高いAPYを掲示しているプロジェクトを見ることがありますが、高ければ高いほどリスクがあることを覚悟しなければなりません。
APYが高いということは、同時にインパーマネントロスも多く発生する可能性が高く、価格変動も激しくなります。QuickSwap以外で見かける高いAPYにはラグプルなどのスキャムである可能性も否定できません。
トークンの価格が暴落する可能性
QuickSwap(クイックスワップ)で流動性提供を行う際、2つのトークンをペアで提供します。
流動性プールにロックしている間にトークンの価格が暴落すると、インパーマネントロスが発生し損をしてしまうリスクがあります。
マイナーなトークンだったり、担保がないものを選ぶよりもステーブルコインなどの安定した通貨で行うほうがいいでしょう。
QuickSwap(クイックスワップ)のまとめ
今回は、「チャットツールの比較」について解説してきました。注意点やポイントについておさらいしていきましょう。
QuickSwapの基本的な使い方
- Metamaskと連携する
- Swapする方法
- 指値取引する方法
QuickSwapの特徴
- Polygonブロックチェーンを代表する分散型取引所
- 機能性はPancakeSwapやUniSwapと同じ
- トランザクション処理が早く通りやすい
- ガス代が圧倒的に安い
- イールドファーミングでQUICKを獲得できる
QuickSwapを使うリスク・注意点
- 手数料負けに注意する
- インパーマネントロスに注意する
- APYの高さはリスクに比例する
- トークンの価格が暴落する可能性
QuickSwap(クイックスワップ)は、イーサリアムチェーン上にあるUniSwapやBSCのPancakeSwapとは異なる特徴を持つ存在です。
ガス代が安くおさえられ高速で処理ができるDEXとして、今後注目が集まっていくことが期待されています。
QuickSwap(クイックスワップ)の特徴やメリット、デメリットなどを検討したうえで利用することで、マネーレゴといわれる分散型金融の世界を活用することができます。
今回紹介した注意点や特徴を参考にしながらQuickSwapを利用してみてください。
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