ビットコインFXで消耗している仙人ブログですが、今回は連載でハーモニックパターンについて解説しております。
この記事で解説するのは、ネンスターパターンとブラックスワンパターン、ホワイトスワンパターンです!
ネーミングがいちいちカッコイイですね。
前回の記事はこちら
この記事ではハーモニックパターンの中でも比較的マニアックな、ネンスターパターンとブラックスワンパターン、ホワイトスワンパターンについて解説します。
出現頻度はそこまで多くありませんが、成立した時には勝率9割というデータもあるハーモニックパターンを是非習得しちゃいましょう。
ハーモニックパターン記事一覧
ネンスターパターンとは
ネンスターパターン(nen Star pattern)は日本では使っている人がほんとんどいませんが、英語圏では徐々に認知されている新しいハーモニックパターンの一種です。
ネンスターパターンは有名なバットパターンや以前紹介したサイファーパターンと似ています。
しかし、それぞれのリトレースメント構造にはいくつかの重要な違いがあるという特徴があります。
ネンスターパターンの成立条件
以下は、ネンスターパターンを構成する要素です。
- B点はけっこう幅広いので重要視しません。
- C点は1.13~1.41XAエクステンション
- D点は起点であるX点を越えて1.27.2XAエクステンションにほぼ等しくなります。
利確ポイントは、D点からABの127.2%から200%の長さの地点が推奨されています。
ハーモニックパターンのみを根拠としたエントリーはせず、トレンドラインのサポート・レジスタンスや移動平均線、RSI、、ローソク足のプライスアクションなど複数の証拠を見つけるようにしましょう。
ネンスターパターンの実例
フィボナッチやABCD描画ツールをTradingViewで使う
フィボナッチやハーモニックパターンXABCDの線画は、bybitのツール(TradingView)を使っていきましょう。
「Cypher Pattern」や「三角パターン」「Three Drives Pattern」を使うことでチャートに以下のような図を描画することもできるので、パターンの発見に役立ちます。
これらツールを使って反転ゾーン(PRZ)、エントリーポイントや利確ポイント を算出します。
ホワイトスワンパターン
トレンドがはっきり表れている相場では、ホワイトスワンパターンが現れることがあります。順張りのトレンドフォローのパターンになるのが特徴です!
ホワイトスワンパターン、ブラックスワンパターンはお互いが左右反転したように形が似ているので覚えやすく、はっきりしたトレンド相場で出現するという特徴があります。
しかし、それぞれのリトレースメントには2か所だけ違いがあるのでサクッと覚えましょう!
ホワイトスワンパターンの成立条件
以下は、ホワイトスワンパターンを構成する要素です。
- B点はけっこう幅広いので重要視しません。
- C点は2.0~4.237と長めのXAエクステンション
- D点はB点を越えない
- BDは0.382~0.886AXリトレースメント、もしくは0.886BCリトレースメント
ホワイトスワンパターンは他のハーモニックパターンとは性質が異なり、逆張りではなく順張りのトレンドフォローのチャートパターンとなるので、大きなトレンドを味方に付けたトレードができることが最大の魅力ですね。
ウォルフ波動に似ているような気もします。
ホワイトスワンパターンを左右に反転させると、ほぼブラックスワンのパターンになります。完全な反転ではないので注意です。後ほど説明します。
ホワイトスワンパターンの実例集
ブラックスワンパターン
ブラックスワンパターンは他の多くのハーモニックパターンと同じく、逆張りのパターンとなります。(順張りであるホワイトスワンとは違う性質)
しかし形は、ブラックスワンパターンはホワイトスワンパターンを左右対称に移動したような形をしておりかなり似ています。
ブラックスワンパターンの成立条件
以下は、ブラックスワンパターンを構成する要素です。
- B点は1.382~2.618XAエクステンション
- C点は0.236~0.5XAリトレースメント
- D点はB点を越える
- BDは1.128~2.618AXエクステンション、もしくは1.618BCエクステンション
ブラックスワンパターンの実例集
まとめ
ハーモニックパターンであるネンスターパターンとブラックスワンパターン、ホワイトスワンパターンをビットコインFXで紹介してみましたがいかがでしたか?
以前の記事でご紹介したレガート、バット、バタフライ、クラブと比べ比較的新しく知名度は低いですが、このようなパターンも覚えておくとトレードの引き出しが増えることに間違いはありません。
ネンスターパターンはバットパターンやサイファーパターンに似ている、ブラックスワンパターンとホワイトスワンパターンはほぼ左右対称の形になっているなど、それぞれのパターンには覚えやすい特徴もあるので、意外と基本がわかるとすんなり頭に入ってきます。
ヘッドアンドショルダー(三尊)やエリオット波動などのチャートパターンも合わせて見るとより有力なエントリーの根拠になりますよ。
他にも様々なチャートパターンがあるので見てみてくださいね。
ハーモニックパターン記事一覧
参考文献:
ハーモニックパターン – TradingView
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