FTX Japan/JP(エフティーエックスジャパン)は全世界で取引量3位の取引所が運営する日本国内版取引所です。仮想通貨取引が未経験の人でも、使いやすい取引画面や豊富な機能が特徴です。
- 「FTX Japanってどれくらい手数料がかかるの?」
- 「FTX Japanの手数料は他の取引所と比べるとどうなの?」
といった疑問が出てくる人も多いでしょう。
そこで本記事では、FTX Japanの主なトレード手数料路特徴、入出金手数料について解説します。
さらに、他の取引所とFTX Japanの手数料比較やコストを抑える方法も解説するため、気になる人はぜひチェックしてください。
FTX Japan/JPの主なトレード手数料と特徴
FTX japan/JP(エフティーエックスジャパン)では、主に「現物取引」と「パーペチュアル取引」の二つのトレードに対応しています。
現物取引とは、自分が保有している仮想通貨で売買する取引手法です。
一方、パーペチュアル取引とは、現物・先物・CFDの特徴を兼ね備えたデリバティブ取引を指します。
現物取引 | 自分が保有している仮想通貨で売買する取引手法 |
---|---|
パーペチュアル取引 | 現物・先物・CFDの特徴を兼ね備えたデリバティブ取引 |
パーペチュアル取引は海外取引所で人気があり、国内取引所においてはFTX Japanが最初に実装しています。
また、仮想通貨取引の手数料は、Maker(メイカー)とTaker(テイカー)と呼ばれる数値で表されます。
指値注文を出すことをMaker、注文発注側のことをTakerと呼び、それぞれの取引手数料を表します。仮想通貨取引では、必ず表示する手数料となるため、あらかじめ把握しておきましょう。
Maker | 注文発注側が指値注文を出すこと |
---|---|
Taker | 注文発注側が成行注文を出すのこと |
現物取引の手数料
FTX Japanの現物取引の手数料は、以下の通りです。
Maker手数料 | 0.02% |
---|---|
Taker手数料 | 0.07% |
FTX Japanの現物取引で発生する手数料は、Maker・Takerともに上記費用となります。
また、FTX Japanには「Tier」と呼ばれる独自のレベルアップ制度が存在します。アカウントのレベルが上がることで、FTX Japanでの取引手数料が割引されます。
FTX Japanのレベルごとの手数料割引率は、以下の通りです。
レベル | 直近30日間の取引量(USD) | Maker手数料率 | Taker手数料率 |
---|---|---|---|
1 | 0 | 0.02% | 0.07% |
2 | >2milion | 0.015% | 0.06% |
3 | >5milion | 0.01% | 0.055% |
4 | >10milion | 0.005% | 0.05% |
5 | >25milion | 0% | 0.045% |
6 | >50milion | 0% | 0.04% |
アカウントレベルを最大まで上げれば、Makerは無料、Takerは0.04%まで割引が適用できます。
FTX Japanのアカウントレベルは直近30日間の取引量に応じて変動するため、取引すればするほど手数料を抑えられます。
パーペチュアル取引の手数料
FTX Japanのパーペチュアル取引の手数料は、以下の通りです。
Maker手数料 | 0.02% |
---|---|
Taker手数料 | 0.07% |
資金調達率 | -0.375% ≦ -0.001% 0.001% ≦ 0.375% |
パーペチュアル取引に関しても、現物取引同様にアカウントレベルによる取引手数料割引が適用されます。全銘柄のパーペチュアル取引に割引率は適用されるため、非常にお得な割引と言えます。
パーペチュアル取引の資金調達率
また、FTX Japanのパーペチュアル取引には、ポジション保有中、毎時間、資金調達率という手数料がかかります。
相場状況により随時変動していく手数料で、特定の時間(1時間ごと等)にポジション(ロング or ショート)を持っていると手数料の支払い/受け取りが各ポジション保有者のアカウントに発生します。
ロング側 | ショート側 | |
---|---|---|
資金調達率が+ | 支払う | 貰える |
資金調達率が– | 貰える | 支払う |
資金調達率は、現物価格との調整のために設定されており、決済期日のある四半期先物にはありません。
四半期先物取引の手数料
Maker手数料 | 0.02% |
---|---|
Taker手数料 | 0.07% |
FTX Japanのリファラル取引手数料割引
また、FTX Japanにはアフィリエイトプログラムによる取引手数料割引が存在します。具体的な詳細は、以下の通りです。
- FTX Japanを紹介した人:紹介された人の25%〜45%の取引手数料受け取り
- FTX Japanを紹介された人:自分の取引手数料を5%割引
さらに、FTX Japanの暗号資産FX・CFD取引に関しては手数料が不要です。コストを抑えてパーペチュアル取引を行いたい場合は、FTX Japanがおすすめです。
FTT保有者向けのディスカウントも用意されている
FTX Japanには、アカウントレベル以外にもFTT保有者向けのディスカウントが存在します。
FTTとはFTX Japanが独自に発行している取引所トークンで、取引手数料割引や各種サービスへの専用通貨として活用可能です。
FTT保有者向けのディスカウントの詳細は、以下の通りです。
FTT 保有額(USD換算) | FTXでの取引手数料の割引 |
---|---|
100ドル | 3% |
1,000ドル | 5% |
5,000ドル | 10% |
10,000ドル | 15% |
50,000ドル | 20% |
100,000ドル | 25% |
200,000ドル | 30% |
500,000ドル | 35% |
1,000,000ドル | 40% |
2,000,000ドル | 45% |
3,000,000ドル | 50% |
4,000,000ドル | 55% |
5,000,000ドル | 60% |
FTT保有による割引は100ドルから計算されるため、比較的活用しやすい点が特徴です。
最大の5,000,000ドル分のFTTを保有していれば、60%の取引手数料割引を適用できるため、大幅に必要コストを削減できます。
FTX Japanでよく取引する人やFTTに投資している場合は、積極的に手数料割引を利用しましょう。
FTX Japan/JPの手数料を他の取引所と比較
FTX japan/JPの手数料を把握した後は「他の取引所と比べてFTX Japanはどのくらい手数料が安いの?」と疑問を感じる人も多いでしょう。
続いては、FTX Japanの手数料を国内・海外の取引所と比較して解説します。
FTX Japanの手数料と国内取引所を比較
FTX Japanの手数料を大手国内取引所比較してみました。
現物取引手数料 | 先物取引手数料 | |
---|---|---|
FTX Japan | Maker:〜0.02%
Taker:〜0.07% |
Maker:〜0.02%
Taker:〜0.07% |
Coincheck | 無料 | 取扱なし |
bitFlyer | 0.01~0.15% | 0.01 ~0.15% |
DMM Bitcoin | 販売所:0.001BTC
取引所:取扱なし |
無料(販売所形式) |
GMOコイン | Maker:-0.01%
Taker:0.05% |
無料(販売所形式) |
FTX Japanの取引手数料は、国内取引所と比較しても低い水準で設定されています。TierやFTT保有量などの各種割引機能を活用すれば、トップクラスに安いと言えるでしょう。
また、国内取引所では、パーペチュアル取引を提供しているのはFTX Japanのみです。
表では先物取引の水準と比較していますが、大手国内取引所でも取り扱いがない点はFTX Japanのメリットとなります。
また、DMM BitcoinとGMOコインの先物取引は販売所形式のため、隠れた手数料としてスプレッドが加算されます。
FTX Japanの手数料と海外取引所を比較
FTX Japanの手数料を海外取引所と比較してみました。
現物取引手数料 | 先物取引手数料 | |
---|---|---|
FTX Japan | Maker:〜0.02%
Taker:〜0.07% |
Maker:〜0.02%
Taker:〜0.07% |
Binance | Maker:~0.1%
Taker:~0.1% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.04% |
Bybit | Maker:-0.025%
Taker:0.075% |
Maker:-0.025%
Taker:0.075% |
OKEx | Maker:~0.1%
Taker:~0.15% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.05% |
bitFinex | Maker:~0.1%
Taker:〜0.2% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.04% |
bittrex | Maker:0.25%
Taker:0.25% |
取り扱いなし |
BaseFEX | 取り扱いなし | Maker:0.02%〜
Taker:0.06%〜 |
FTX Japanの取引手数料は、海外大手取引所と比較すると一般的な水準であることが確認できます。
すば抜けてFTX Japanの取引手数料が安いわけではありませんが、取引しやすいコストと言えます。
ただし、FTX Japanの各種手数料割引機能を活用すれば、他の取引所よりも大幅にコストを下げられます。海外取引所同様の低コストで取引したい場合は、FTX Japanでの取引量を増やすと良いでしょう。
FTX Japanは手数料が安く豊富なサービスを展開している
FTX Japanは国内・海外取引所を比較してみても、非常に安い設定となります。特に国内取引所に関しては、トップクラスに安い水準であると確認できます。
また、FTX Japanには以下3つの取引手数料割引制度が存在します。
- Tierレベルアップ制度
- FTT保有量による割引制度
- アフィリエイト制度
それぞれの割引を併用することで、FTX Japanの取引で発生するコストを最大限抑えられます。
FTT保有量による割引制度に関しては、100ドル分の保有で割引適用を利用でき、FTX Japanのサービスにも活用可能です。
FTTを保有するだけで取引手数料以外にも、ERC20トークンとETHの出庫手数料割引やリファラルリベートがアップグレードなど、様々なメリットがあります。
FTX Japanの取引手数料を割引したいなら、FTTの保有から始めてみましょう。
FTX Japan/JPの入出金手数料
続いては、FTX japan/JP(エフティーエックスジャパン)の入出金に関する手数料について解説します。
他の取引所と入出金手数料についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
入金手数料
FTX Japanの入金手数料は、基本無料です。銀行振込・仮想通貨入金のどちらを選択しても手数料が発生することはありません。
国内取引所の中には、入金時に手数料が発生するケースががあるため、入金手数料無料な点はFTX Japanのメリットと言えます。
また、FTX Japanの入金に使用できる通貨は、以下の通りです。
- BTC
- ETH
- LTC
- BCH
- USDT
- XAUT
- USDC
- BUSD
- HUSD
- FTT
- PAX
- PAXG
- FEG
- BNB
ただし、銀行振込時に発生する振込手数料に関してはユーザー負担となるため、あらかじめ注意しましょう。
出金手数料
FTX Japanの送金手数料は、以下の通りです。
- 0.01BTC以上:無料
- 0.01BTC未満もしくはETH・ERC20トークンなどの銘柄はネットワーク手数料などに基づき算出
FTX Japanでは、基本的にメジャー通貨以外の送金手数料は無料です。
ただし、一部メジャー通貨は最大0.1%の手数料が発生します。FTX Japanのネットワーク手数料は市場状況やブッロクチェーンの状態によって異なります。
FTX Japanでの送金経験が浅い場合は、テスト送金を実施してから本番に移ると良いでしょう。
他の取引所と入出金手数料を比較
続いては、他の国内取引所とFTX Japanで入出金手数料を比較してみました。
入金手数料 | 出金・送金手数料 | |
---|---|---|
FTX Japan | 無料 | 出金手数料:無料(0.01BTC以上) 送金手数料(BTC):無料 ※0.01BTC未満もしくはETH・ERC20トークンなどの銘柄はネットワーク手数料などに基づき算出 |
DMM Bitcoin | 無料 | 出金手数料:無料 送金手数料(BTC):無料 |
Coincheck | 0円〜1,018円 | 出金手数料:407円 送金手数料(BTC):0.0005BTC |
GMOコイン | 無料 | 出金手数料:無料 送金手数料(BTC):無料 |
LINE BITMAX | 無料 | 出金手数料:110円〜400円 送金手数料(BTC):0.001BTC |
bitFlyer | 0円〜330円 | 出金手数料:220円〜770円 送金手数料(BTC):0.0004BTC |
BITPOINT | 無料 | 出金手数料:無料 送金手数料(BTC):無料 |
bitbank | 無料 | 出金手数料:550円 送金手数料(BTC):0.0006BTC |
全体的にFTX Japanの入出金手数料は安く設定されており、コストを抑えて仮想通貨を引き出せます。
また、FTX Japanの送金手数料は基本無料となり、一部メジャー通貨にしかコストは発生しません。多くのアルトコインは無料で引き出せるため、非常に嬉しいポイントです。
他の取引所は入金手数料が無料でも、出金・送金手数料が発生するケースが多いため、アルトコインをメインに取引したい人はFTX Japanがおすすめです。
FTX Japan/JPの取引手数料をできるだけ抑える方法
FTX Japan/JPの手数料をできるだけ抑えるためには、以下3つの方法が有効です。
- できるだけ取引所を利用する
- FTTの保有量を増やす
- 価格変動が激しい時は取引を控える
それぞれ順に解説します。
できるだけ取引所を利用する
FTX Japanで手数料を抑えて取引したい場合、できるだけ取引所を利用しましょう。
FTX Japanは取引所と販売所の2種類の取引方法を提供しています。販売所は手数料が無料で、取引画面は「買値」と「売値」の2つだけが表示されているため、初心者でも取引しやすい方法です。
しかし、販売所には購入価格と販売価格の差額(スプレッド)が発生するため、購入価格が高くなりがちです。
一方、取引所は各種割引サービスを利用できたり、スプレッドが狭く設定されていたりするため、コストを抑えて取引できます。取引所でも手数料はかかるものの、販売所よりもお得に売買が可能です。
FTTの保有量を増やす
FTX Japanで手数料を抑えて取引するなら、FTTの保有量を増やしましょう。FTX Japanでは、独自発行しているトークンFTTを保有するほど、取引手数料を抑えられます。
FTTを5,000,000ドル保有すれば、最大60%も取引手数料の割引を適用可能です。
また、FTTを保有することで以下のようなメリットも得られます。
- 取引手数料を最大60%割引できる
- 手数料の一部還元を受けられる
- ガバナンストークンとしての投票ボーナスを得られる
- 分散型取引所Serumの独自トークン「SRM」を無料で取得できる
- ERC20系トークンとETHの出金手数料が無料になる
FTTを保有するだけで、FTX Japanの取引や関連サービスをお得に活用できます。FTX Japanの取引頻度が高い場合は、積極的にFTTを保有しましょう。
価格変動が激しい時は取引を控える
FTX Japanをはじめとする仮想通貨取引全般において、価格変動が激しい時は取引を控えましょう。
仮想通貨は株に比べて値動きの大きい金融商品となるため、タイミングによっては1日で10%前後も価格が上下するケースも少なくありません。
価格変動が激しい時に売買を行うと、希望する価格で決済ができず、大きく損する可能性があります。
そのため、仮想通貨の価格変動が激しい時は売買せず、値動きが落ち着いたタイミングで取引を再開しましょう。
FTX Japan/JPの手数料に関するよくあるQ&A
続いては、以下のFTX japan/JP(エフティーエックスジャパン)の手数料に関するよくあるQ&Aを紹介します。
- FTTはどこから入手したらいいの?
- レバレッジ取引でも手数料はかかるの?
- クオンツゾーンでも手数料は必要?
それぞれ順に解説します。
FTTはどこから入手したらいいの?
FTTはFTX Japanの口座を開設していれば、簡単に入手が可能です。
あらかじめウォレットへの入金、もしくは仮想通貨を保有しておき、FTTの売買を行うことで保有できます。
2022年9月現在でFTTの取引制限は発生していないため、口座を開設したユーザーであれば問題なく取得可能です。
ただし、FTX Japannエアドロップは実施されていないため、ユーザー自身で購入が必要です。
レバレッジ取引でも手数料はかかるの?
FTX Japanでレバレッジ取引を行う場合、パーペチュアル取引の手数料が必要です。完全無料で取引できるわけではないため、あらかじめ注意しましょう。
また、FTX Japanは最大2倍までレバレッジ取引が可能です。大手国内取引所で上場していな通貨もレバレッジ取引に対応しています。
国内取引所を活用してアルトコインのレバレッジ取引を行いたい場合は、FTX Japanの利用がおすすめです。
クオンツゾーンでも手数料は必要?
FTX Japanのクオンツゾーンを利用する場合、通常通り手数料が発生します。
クオンツゾーンとは、プログラミング技術を必要とせず、誰でも簡単に取引を自動化できるサービスです。
売買自体はFTX Japanのルールに則って対応するため、取引手段に応じた手数料が必要です。ただし、各種取引手数料の割引は適用されるため、FTTの保有やTierレベルアップ制度を活用すると良いでしょう。
FTX Japan/JPの手数料まとめ
以上、FTX japan/JPの主なトレード手数料路特徴、入出金手数料について解説しました。
FTX Japanの手数料は国内・海外取引所の中でも比較的安く設定されており、コストを抑えて取引が可能です。
さらに、FTX JapanにはTierレベルアップ制度やFTTの保有量に応じて取引手数料が割引されます。
各種機能をうまく活用することで、通常よりも手数料を抑えて取引できるため、気になる人はFTX Japanの口座を開設してみてください。
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