暗号通貨の信用取引、俗にいうビットコインFXは、為替FXなどの相場に比べてボラティリティが大きくリスクも大きいがチャンスも多い、という今人気の金融商品です。
しかも、マーケットクローズの時間を気にすることなく、24時間365日、基本的にいつでも取引できるというのも大きなメリットですね。
レバレッジ取引を扱う仮想通貨取引所は国内外問わず色々ありますが、海外も日本も含めたビットコインFX手数料を比較した情報が少なかったのでまとめてみました。
今回は国内のビットコインFXはもちろんのこと、海外取引所のビットコインFX取引所の手数料の比較や、ビットコインFXの最大レバレッジ情報も調べてみたので、ビットコインFXをはじめようと取引所選びに迷っている方は是非参考にしてみてください。
ビットコインFX取引手数料は取引所業者によって違う
ビットコインFXができる業者と一口に言っても、どの取引所もそれぞれ特徴があり、 一長一短あります。
取引できる仮想通貨の種類(品ぞろえ)に関しても、全く同じ取引所というのはほぼありませんから当然ですよね。
特にビットコインFXの取引手数料というのは、トレード方法や戦術に大きく影響するほどのインパクトがあります。
ある特定の取引所で有効なトレード方法、トレード戦術、というものもあり、
反対に、一部の取引所では不利なトレード方法というものもあります。
トレードに掛る手数料システムとは、トレードの方法そのものを左右する重要な情報なんですよね。
ビットコインFX業者(取引所)の取引手数料の比較
以下に、規模が大きく比較的大手のビットコインFXができる仮想通貨取引所の手数料や最大レバレッジをまとめてみました。※日本国内では改正資金決済法により2021年5月以降は最大レバレッジ2倍までと規制されました。
FX取引所名 | 取引手数料 | スワップ手数料 | 送金手数料 | 最大レバ | 詳細ページ |
---|---|---|---|---|---|
Bybit | 0~0.075% | ±0.375%/8h | 0.0002BTC~ | 最大100倍 | 詳細 |
FTX Japan | 0.02~0.07% | 商品による | 0.0002BTC~ | 最大2倍 | 詳細 |
GMOコイン | スプレッド※ | 0.04%/日 | 基本無料 | 最大2倍 | 詳細 |
bitFlyer | 無料~0.5%(SFD) | 0.04%/日 | 0.0004BTC~ 円出金216~756円 | 最大2倍 | 詳細 |
DMMビットコイン | スプレッド※ | 0.04%/日 | 0.0008BTC~ | 最大2倍 | 詳細 |
Zaif | 0.7% | 0.039%/日 | 0.0003BTC~ 円出金350円~ | 最大2倍 | 詳細 |
※スプレッドとは、販売所(取引所)が自由に調整できる、売り注文と買い注文の価格差分によって発生する手数料です。意外と高い。
最も取引手数料が安いビットコインFX取引所は?
ビットコインFXのトレード手数料だけでいうと、最も安いのはBybitで指値注文した場合の手数料です。以前は指値注文の場合マイナス手数料で、オーダーが約定する度に、ポジション数量総額に対し儲かるという現象が起きていましたが、現在は0.01%(Pro口座では0%)となっています。
ただ、成行注文を多用するスキャルピング(短期売買)などをする場合、Bybitでは手数料が逆に高くついてしまいます。
成行注文も指値注文も安く、となると現状では国内のビットフライヤーLightning FXの無料が最もいいのですが、取引高(取引量)がそこまで多くなく、システムも強いとは言い難いので、スリッページやヒゲに注意です。
スワップ手数料が最も安いビットコインFX取引所は?
スワップ手数料というのは、金利スワップやFunding手数料とも呼ばれます。
長期でビットコインFXのポジションをもったままでいると加算される利子とか金利に相当する手数料で、基本的にはFXでは当たり前にある手数料です。
スワップ手数料が最も安いということは、ビットコインFXで長期ポジションを保有してのトレードに向いていると言えます。
このスワップ手数料が最も安いのは、無料となっているbitbank tradeでしたが今は閉鎖しています。
BybitやFTXはロングとショートのポジション比率によって、最大で0.375%の手数料ボーナスをもらうことができるので、タイミングによってはスワップ手数料で儲かることになるので、無料より安いです。
ただ、スワップが徴収される方向の時には注意です。
上昇・下降トレンドに逆らったポジションを持っている場合にスワップで儲かりやすい傾向にあります。
BTCや円の送金手数料が最も安い取引所は?
BTCや円の送金手数料が最も安い、ビットコインFX取引所はどこでしょうか。
まずはBTCや円の送金手数料が高い方の取引所を割り出してみました。
ビットフライヤー・ビットバンク・ザイフ辺りは高いですね。
最も安いのは送金手数料無料のGMOコインでした!DMMビットコインも無料ですが、送金や出金にかかる時間が異常に長い(一週間とか…)、という致命的なデメリットがあります。
日本円の入出金手数料やビットコインの送金手数料が無料なのはすごいです。
なんでこんなに無料にできているのかというと、スプレッド手数料で儲けられるからでしょうね。怖い怖い。
しかしこれは利用しない手はありません。
例えば海外の取引所に送金したい場合なんかはGMOコインを使うと手数料が最も安くなるのでオススメです。
主要ビットコインFX取引所手数料の特徴
Bybit(バイビット)の取引手数料の特徴
ビットコインFXをやりたいのなら最低限押さえておくべき世界シェアNo.1の海外取引所です。
追証が無くレバレッジ最大100倍、取引所最高峰の優秀なトレードシステムは世界中に多くのファンがいます。
しかもBybitはスマホでの操作性にも人気が高まっています。
Bybitが支持されている理由は別記事で評判や口コミもまとめています。
関連記事 Bybit(バイビット)の評判と口コミ!
GMOコインの手数料の特徴
GMOコインではビットコインを含む仮想通貨の現物売買(板取引を含む)とビットコインFXができるのですが、世界でも珍しい販売所形式メインでの運営方法をとっています。
送金手数料が完全無料、スマホアプリで快適にFX取引、両建て可能であるメリットがある一方、
レバレッジが低い、一度に持てる建て玉数の制限、スプレッド手数料が高いなど、改善が待たれるポイントもあるというのが現状ですかね。
ただ、他取引所に送金する場合に最も安く送金できる日本国内の取引所なので、BTCを送金するだけの為に口座開設するのもおすすめです。
bitFlyer Lightning FXの特徴
国内大手のビットコインFX取引所ビットフライヤー(bitFlyer)のビットコインFX「bitFlyer Lightning FX」。
なんといっても、板取引なのに成行注文手数料が無料なのはこの取引所だけです。
かつては日本一位の取引高を誇っていましたが、最近はサーバーが遅延することも多く、日本の度重なる規制、トレード環境の悪化などから、Bybitなど海外取引所に移住する人も少なくありません。
FTX Japan
FTX Japanとなった旧Liquid by QUOINEのレバレッジ取引は、日本国内の規制のため最大レバレッジ2倍ですが、国内にしては豊富な銘柄と本家FTX Globalとの板取次のおかげで出来高も期待できます。
また、日本ではじめての無期限先物が扱えるようになる予定とのことで日本国内取引所勢力を塗り替えるポテンシャルを秘めているといえます。
DMMビットコイン
GMOコインと同じく、取引所内で扱う全ての仮想通貨アルトコイン銘柄がレバレッジ取引FXに対応しています。
レバレッジ設定は一律で2倍となっています。
GMOコインと同じ、取引所ではなく「販売所」形式となっています。
DMM.com証券でFXサービスなどを展開していたDMMグループならではの扱いやすいスマホアプリで気軽にレバレッジ取引ができます。
その他、大手企業なので何かあったとき安心、日本のサービスなので日本語での解説も豊富というメリットがあります。
反面、追証がある、スプレッド手数料が高いので勝ちにくい、2倍までしかレバレッジを賭けれないなどデメリットがあります。
Zaif(ザイフ)
Zaifの信用取引に対応している仮想通貨はビットコイン(BTC)と意外にもモナコイン(MONA)があります。
Zaifではマイナス手数料、コイン積立など見所が多かったのですが、ハッキング事件をきっかけにフィスコに買収されました。新しいZaifに期待。
手数料比較まとめ
ビットコインFX取引所の手数料を徹底比較!一番安いレバレッジ取引業者はどこ?と題して、
複数のビットコインFXができる取引所の手数料を徹底的に比較してみましたがいかがでしたか?
私のオススメの取引所の利用方法としては、日本円の入金・出金・ビットコインの送金などにはGMOコインを使い、実際のトレードにはBybitなどの海外取引所を使うのがいいと思います。
FTX Japanにも期待しています。
そのほかにも適した方法もあるかもしれないので、あなただけのマイベスト取引所組み合わせを探してみてくださいね。
コメント欄