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仮想通貨ビットコイン相場などで聞く「調整」の意味を解説。調整の後は買いなのか?

ビットコインなど仮想通貨相場でたまに出てくる「調整」ってどういう意味?調整の後は買いなのか? 初心者向けハウツー
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仮想通貨投資をしていて、相場トレンドについて色々調べていると、

ビットコインは調整後なので上がってくるでしょう

というようなコメントに、

カイジ2(焦り)

調整とは何や?誰かが調整して価格を下げているのか?

と疑問の声があったので、
相場における「調整」の意味、そして調整をどう利用しトレードにつなげていくべきなのかをちゃんと調べて解説してみました。

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調整とは?トレンドがいつまで続くかがポイント

仮想通貨だけでなく、金融市場におけるトレンドとは、(仮想通貨)投資に参加している投資家の集団心理によって形成されるものです。

つまり「調整」というのは、誰かが操って調整しているとかではなく、「投資家の集団心理」で起きる現象なんですね。

一旦形成された上昇(下落)トレンドは、簡単には転換せず、そのトレンドを維持しようとする力が働きます。特に日足レベルの長い時間軸で。

仮想通貨市場は未成熟ゆえに変動が大きい

2018年以前の仮想通貨の市場では噂レベルでも相場が大きく動くほど市場が未成熟でした。一度ぶち上がるとロスカットを巻き込んでびっくりするほどの高値を付けることもありましたね。
今ではそのようなことは少なくなってきましたが、近年でも半日で30%上昇するという日もあります。

そしてこの上昇(下落)トレンドがいつまで続くかというのが投資において大きな勝敗のポイントとなります。

相場の「調整」は必ず起こる

過去2017年に起きたモナコインの大暴騰にもあるように、急に上昇トレンドに移行した(大口投資家の仕手が介入した)相場は、比較的短い時間で収束していくようなケースがほとんどです。

モナコインの場合も数日後に収束し、結果ピーク時の700円代から300円付近に、半値以下にまで下落し落ち着きました。

急なトレンドは急に終わります。つまり「調整」も早く訪れます。

「調整」とは反対方向に起こる値動き

市場の価格変動は、常に上昇と下落を繰り返し、そこにはある一定幅の反対方向の値動きが形成されます。

緩いトレンド形成時の場合、上昇トレンドの中にも下落による押しが形成され、下落トレンドの中にも上昇による戻りが形成されていきます。

このトレンドに逆らうようにして起こる、反対方向の値動きを「調整」と呼びます。

調整の法則、フィボナッチの押し

相場の中で調整幅を表す言葉として、「フィボナッチの押し(戻し)」というものがあります。日本でも同じような相場格言に「3割押し、5割押し、7割押し」という言葉があります。

フィボナッチの押し(戻し)というのは、イタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」が発見した、フィボナッチ数列による押し(戻し)の割合のことであり、

38.2%(0.382)、50%(0.5)、61.8%(0.618)という数字が代表的に使われます。

フィボナッチ比による相場分析の例

フィボナッチ比による相場分析の例

つまり、ある仮想通貨の100%の上昇に対して38%の下落や62%の下落を見せる可能性があるということです。

自然物の黄金比率であるフィボナッチ比は、私たちの体や人工物にも大きく影響しており、本能的に逃れられない数字なのです。

自然物の黄金比率であるフィボナッチ比

自然物の黄金比率であるフィボナッチ比

「全戻し」は「調整」ではない

ちなみに、100%上がって100%下がるというのは、上昇(下落)トレンドとしての材料にはならないということですね。大口投資家による仕手操作チャートでよく見られます。

相場はいつもある一定幅の反対方向の値動きを始める可能性があるのです。

草コインの仕手操作はこの限りではない

ただ、仮想通貨相場は他の株などの市場よりも規模がまだ小さいので、大きな資本が流入した際にルールからはずれる可能性もありますが、時価総額の高い通貨に関してはこのルールが適用されると思ってください。

時価総額が高い通貨というと、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ネム(NEM)などです。

モナコインは日本では知名度が高い仮想通貨ですが時価総額は大きく無いので、大きな海外資本が流入した場合このルールから外れる可能性もあります。

相場はバランスによって成り立っている

仮想通貨市場において、各ビットコインをはじめ様々なアルトコインの正確な値動きの方向性を予想することはできませんが、目の前で起こっている値動きを確認することはでき、その値動きからさまざまな可能性を知ることはできます。

だから市場は適正な価格上昇の軌道に戻すような動きをするのだと思います。
値動きや相場は、バランスによって成り立っています。

それは上昇と下落のバランスであり、同時に買いと売りのバランスでもあります。

市場において、「買いのみ」や「売りのみ」といった一方通行な状況は存在せず、常に買いと売りが市場に存在し、値動きを形成しています。

つまり、上がり続ける(買われ続ける)通貨もなく、また、下がり続ける(売られ続ける)通貨もなく、それがさまざまなバランスを保っているのです。

相場のバランスは恐怖と欲望でできている

市場における上昇と下落のバランスは、差額で稼ぐというトレードの結果であり、そこには「欲と恐怖」が影響を及ぼします。

市場で投資家心理の期待と不安がチャートに反映された結果、相場に長期的な加熱相場や閑散相場も形成されていくのです。

調整タイミングをピタリと当てることは難しい

日足だけを見るのではなく、より長い期間のチャートを見ることも仮想通貨相場の分析に役立ちます。

一方向の値動きの「調整」が完了するタイミングや価格を予想するのは至難の業であり、一定以上の精度を保つことは難しいことです。

調整地点を正確に当てることができるのであれば、1万円を元手にあっという間に1億円を稼ぐことができてしまうでしょうから。

しかし、そんなことは出来ないので、私たちトレーダーは仮想通貨の価格の動きを予想し、考えられる可能性の中からトレードを組み立てます。

「調整」の終わりを誰もが研究している

「この価格まで上がったら売り抜けて利食いしよう」とか「ここまで下がったら無理にトレードせず一旦損切りの決済注文をしておこう」など

自分のルールをもって、値動きに対応するトレードを柔軟な戦略で立ち回りましょう。
ビットコインFXなら下落相場でも利益を出すことが出来ます。

過去の相場でも調整はそこら中に確認することができ、それを数値化し少しでもトレードに生かそうという試みが、移動平均線MACDRSIなどのインジケーターで可視化することです。

チャートパターンを分析するアプローチもたくさんあります。

まとめ トレードで大切なことは出口戦略

ここまで相場における「調整」の意味、そして調整をどう利用しトレードにつなげていくべきなのかを解説してきました。

仮想通貨トレードにおいて大切なことは、今からエントリーするトレードが、どのような値動きの中から利益を上げようとしているのかという出口戦略を明確にすることです。

そして、意に反した反対方向の値動きが起こった時に、きちんと損切りし損失をコントロールすることです。

最終的に「利益の合計>損失の合計」という状態になればいいのです。
「調整」という作用を知った上で、相場を乗りこなし資産を増やしていきましょう!

 

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