2021年10月に米国初のビットコイン先物ETFが承認されました。Prosharesに続き続々と承認される見込みとなっており、群雄割拠の様相です。
画像はNYSEでオープニングベルを鳴らす、米国初ビットコイン先物ETFを開始したProShares社(2021.10.19)。
今回は、ビットコイン先物ETFが承認された後の値動きを、ゴールドのチャートの歴史から予想していきます。
この記事を書いたのは2018年の中頃ですが、2021年に加筆修正しています。
ETFとは?
ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、日本でいうところの上場投資信託のことを意味します。
株価指数、債券指数、商品価格などの指標に連動することを目的に運用されており、
金融商品取引所に上場しているので、通常の株式と同じように売買取引が可能な投資信託のことです。
何千億円以上の大きな資金を預かる機関投資家は、
このETF(上場投資信託)で扱っている投資信託でなければリスクに懸念があるので投資することができません。
簡単にいうと、ETFが承認されればビットコインを含む仮想通貨市場に、やっと世界規模の機関投資マネーが流入することになります。
申請が承認された場合、1口当たりの投資額は25ビットコインとなり、1ビットコインが6000ドルだと15万ドルとなる計算だ。桁が2つ上がることから個人投資が簡単に手を出すことは難しく、大口投資の機関投資家向けと考えられている。
申請されたETFは物理的に裏打ちされたファンドで、実際にビットコインを保有する。ビットコインETFの認可は金融界が仮想通貨を本格的に受け入れるための試金石になるとも考えられており、申請の行方に注目されています。
参考資料:coinchoice.net
BitMEXを率いるアーサー・ヘイズCEOも先月末に、
「SECによるビットコインETF承認をきっかけに年末のビットコインの価格は5万ドルをつける」と予想しています。
ゴールドとビットコインチャートの相関
これは、金(ゴールド)がETF承認された後のチャートと、現在のビットコインのチャートを並べたものです。(BTCチャートは2018年当時のものです)
ビットコインはゴールドの60倍速い?
金(ゴールド)チャートのタイムスケールはビットコインの60倍長いものになっているので、ゴールドの約60年のチャートをビットコインは約1年で表しているということになります。
時間軸はまったく違います。
しかし、それは完全な市場サイクルを表していることに変わりありません。
現在はインターネット上の取引や情報取得により値動きが早い傾向があります。
ゴールドはETF承認後3倍の値を付けている
先物取引が開始されたときのバブル、そして暴落の流れも似通っていますが、ETFが承認されたときのゴールドの値動きに注目です。
ピークの価格から3倍もの値上がりをしています。
このゴールドのチャートとビットコインチャートが相関するとすれば、ビットコイン先物ETFが初承認された2021年10月の価格帯でみると、
ビットコイン価格はピーク時の3倍、
つまり、1BTC=700万円の三倍ということで
2100万円
に達する可能性があるということです。
ビットコインとゴールドチャートの対応時期
またビットコイン価格とゴールド価格の対応する時期についても考えてみました。
※この画像のシュミレーションは見事にはずれました。
過去のバブルの頂点を2017年12月とするなら、現在が7~8月。ETF後の高騰が12月になると思います。
その理由は、過去のビットコイン価格を見たとき、過去五年の毎年一月は必ず暴落が起きているからです。
この一月の暴落前の年末にお祭り相場がやってくると考えるのが自然です。
ゴールドとの比較は希望的観測なのか?
このチャートの比較はチェリー・ピッキング(数多くの事例の中から自らの論証に有利な事例のみを並べ立てること)だともいわれています。
しかし、以下のようにも言われています。
この金とBTCのチャートは適当な理由で関連付けられた相関関係ではないと私は考えている。
これは、NASAの支出と絞殺による自殺率との相関関係ではありません。
“金の価格”と”デジタル金の価格”との相関関係です。
金のETFはいくつか存在するが、資産残高が最大のSPDRゴールド・シェア(ティッカー:GLD)が上場したのが2004年の11月となる。金価格は2004年まで400ドル前後(1トロイオンス当たり)をうろうろしていたが、金ETFの普及とともに価格が急騰し、2008年に1000ドルを突破すると、2011年には1800ドル台まで上昇し、一大ブームを巻き起こしている。
ビットコインの時価総額は1兆ドル程度、8兆ドル程度とされている金市場と比べまだ小さい。したがって、ビットコインETFが上場してかつての金ETFと同様に機関投資家のポートフォリオの一部に組み込まれた場合には一時的に急上昇となる
関連記事 暴騰に乗るためにもBybitの使い方だけは覚えておきましょう。
ビットコインETFのまとめ
ビットコインがETF承認された後の値動きは?金(ゴールド)と相関するなら年末2000万円、というテーマで記事をまとめてみました。
遅かれ早かれ、ビットコインは必ずETF承認されることになると思いはや3年経とうとしていますが、この記事を書いた当時とは状況が大きく変わってきました。
CMEビットコイン先物にオプション取引の隆盛、日本でいえば、マネックス証券のビットコインCFDの取り扱い開始など、ETFじゃなんぼのもんじゃない、と言わんばかりに伝統的金融市場を牛耳る大手企業がビットコイン取引を取り扱い始めました。
そして2021年10月にとうとう米国で初のビットコイン先物ETFが承認されました!
今後も値動きが楽しみですね!
現物ETFに期待している人の方が多いように感じますが、承認された場合爆発的な値上がりの仕掛けもあるかもしれません。
今からビットコインFXでその値上がり益を何倍にもする準備をしましょう。
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