日本人でビットコインFXのBitMEX(ビットメックス)ユーザーとしては見逃せないニュースが飛び込んできました。
なんと世界ナンバーワンの海外仮想通貨FX取引所BitMEX(香港)が、日本進出を具体的に進めているというではありませんか。
すでに買収から一年が経とうとしていますが、どのような方法で日本に上陸するのか、その時に日本人向けのBitMEXのサービスはどのように変わる可能性があるのか?
というかレバレッジ最大100倍はできなくなってしまうのか?!
情報を検証してみました。
Step2 国内取引所からBitMEXに送金しよう
Step3 BitMEXの手数料を熟知しよう
Step4 BitMEXのオーダー方法を身につけよう
Step5 BitMEXのレバレッジ調整方法を覚えよう
BitMEXが日本進出、情報元は?
BitMEX日本進出情報のソースは、BITOCEAN公式サイトのリリース、コインテレグラフ日本版によるビットオーシャン株主への取材や、香港証券取引所への関連開示文書等です。
コインテレグラフによると、BitMEX(ビットメックス)が、親会社であるHDR Global Trading Limited社を通して間接的に株式会社BITOCEAN(ビットオーシャン)の株式取得に動いていたとのこと。(元記事)
後日リリースされたBITOCEAN公式サイトの声明によると、問題なく株式取得が完了したので、実質的経営権をBitMEXが握ることになるようです。
以下に公式サイトのプレスリリース内容をご紹介します。
公式サイトのリリース詳細
平成31年1月21日、BITOCEAN公式サイトにて、「弊社とMadison Holdings Group Limitedとの資本・業務提携に関するお知らせ」として正式に掲載されました。
株式会社BITOCEANは、Madison Holdings Group Limitedと資本・業務提携を行うこととなり、それに伴って株主が変更することになりましたので、お知らせいたします。
このリリースによると、Madison Holdings Group Limited社は仮想通貨のマイニング企業の買収を世界で進めているようです。BitMEXの運営だけではないんですね。
同社は特に近年、仮想通貨マイニングビジネスに特化した企業の買収を行うなど、仮想通貨ビジネスへの投資に注力しており、仮想通貨ビジネスを支援する資金力と専門的知見を兼ね備えております。
BITOCEANの実質的経営権をBitMEX親会社が握るということが明記されています。
というかビットオーシャンは密かにビットコインのATM事業を日本で進めているのか、上手くいくといいですね。
Madison Holdings Group Limited の子会社であるMadison Lab Limitedからは、今後、資金面、人材面、ノウハウ面での包括的な支援を受ける予定です。
資本・業務提携が内部管理態勢の一層の整備、ひいては当社ATM事業の維持拡大に寄与すると判断いたしました。
株式の異動日は2019年1月11日、元々6人の株主でしたが、全てMadison Lab Limited社に譲渡され、完全子会社化したようです。
今後の取り組み方針は特に公表されていないのですが、準備が整い次第いいタイミングで何か打ち出してくるんじゃないでしょうか。
BITOCEAN(ビットオーシャン)は元々どんな会社?
会社名はBITOCEAN(株)、設立は2014年5月12日、資本金は1000万円、所在地は東京都江東区南砂2-36-11 プライムタワー東陽町8F。一般社団法人日本ブロックチェーン協会にも加入しています。
ビットオーシャンは金融庁に認可されている仮想通貨交換業者(関東財務局長第00013号)だが、一般ユーザー向けのサービスはこれまで展開していないです。(ビットコインのATMを日本に設置する事業を進めていた?)
ビットオーシャン公式サイトを見てみましたが、プレスリリースを含め最低限の情報を掲載しているのみ。
今は形だけのようですね。
日本に進出する方法としてはHoubiで前例あり
今回ビットメックスは、ビットオーシャンの株式取得に向けて複雑な手続きを使っているらしいです。
香港上場企業Madison Holdings Group(マディソンホールディングス)の子会社Madison Lab社が12月9日にビットオーシャン株の67.2%を16.8億円で取得。
実質ビットオーションの経営権はMadison Lab社が有していました。
↓
そのMadison Lab社の株51%をBitMEX親会社が約19億円で取得。(ちなみにBitMEXとBitMEX親会社は経営陣も同じ)
日本の金融庁を相手にするのはやはり一筋縄ではいかないのでしょうか。既存の企業を買収するのが一番手っ取り早い方法なのかもしれません。
ちなみに、Madison Holdingsは今年4月に仮想通貨交換業をビットポイントジャパンの株式20%を買うとしていたそうですが、先日日本で正式に上場したHoubiに競り負けて立ち消えになっていたようです。
香港証券取引所への関連開示文書によると、Madison Holdingsは今回の取引が完了次第、HDR社(BitMEXの親会社)と共同で
「現物およびデリバティブ取引(仮想通貨FX)を提供し、正式に金融庁に認可登録された日本の仮想通貨取引所を支えるための方針や手続き」
をビットオーシャンにおいて整えサービスを運営していくとのことです。
もうすぐ取引完了から一年が経過しようとしていますが、未だに続報がないところを見ると、日本の仮想通貨周りの規制が整備されるのを待っているのかもしれませんね。
日本人向けBitMEXは今後どうなる?
ビットメックスが蓄積してきた技術やノウハウに注目が集まるでしょうから、BitMEXのセキュリティ技術が日本の取引所に取り入れられるということになれば、日本一安全な仮想通貨ウォレットが登場するかもしれません。
コインチェックやZaif(現フィスコ)などのこともあり、日本の仮想通貨取引所のセキュリティが脆いのは世界に周知されていますからね…。
その点ではBitMEX系列の完全子会社化したことに大きな期待ができます!
ただ、BitMEXの本来の魅力である最大100倍レバレッジや豊富なアルトコインFXなどが規制されてしまうとしたら日本人にとっては残念なことになりますね。
日本は大きな市場ですから、日本人ユーザーの興味を失わせないよう、上手く仮想通貨取引事業を展開していってほしいと思います。
BitMEX日本上陸に対してユーザーの反応は?
「海外の企業が次々と日本にやってきている!日本の仮想通貨取引所も負けてられないぞー!」
「BITMEX日本進出は上げファンダかもしれないが、レバ100倍出来なくなるのはきついわ。違うところ探さないといけなくなる。そうならないでほしいね。」
「Huobiの次はBitMEXですか?!」
「bitMEXが日本進出したら日本の取引所とか総なめにされそう」
と、期待や嬉しいという声もある一方、今のBitMEXのままでいいという、このニュースについてネガティブな意見も散見されました。
賛否両論ありますね~。
まとめ
BitMEX(ビットメックス)が日本に上陸か?!という情報を当サイトなりにまとめて検証してみました。
BitMEXの親会社が完全子会社化しているので、どのような形であれ日本に進出するのは確定だと思いますが、それが仮想通貨関連ビジネスなのか、ビットコインFX取引所なのかはまだ決まっていないような印象です。
やるならBinanceのように頓挫せず、Houbiのように日本上陸を遂行してほしいですね。(とはいえHoubi Japanもそんなに出来高ないですけど)
BitMEX Japanのプレスリリースなど発表されれば、当サイトでも続報を追記していこうと思います。
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