Binance(バイナンス)は600種類以上の仮想通貨の購入・取引ができる、海外仮想通貨取引所です。登録するだけで、様々な機能を利用できます。しかし、
- 「Binanceで入金するにはどうしたらいいの?」
- 「Binanceで入金できない時はどう対処すればいいの?」
と言った疑問が慣れないうちは出てくる人もいるでしょう。
そこで本記事では、Binanceで入金する前に把握しておくべきことや入出金方法について解説します。さらに、Binanceで入金できない時の対処法やよくある質問を紹介しているため、気になる人はぜひチェックしてみてください。
Binance(バイナンス)とは
取引所名 | Binance(バイナンス) |
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所在国 | セーシェル |
代表者 | チャンポン・ジャオ |
設立年 | 2017年 |
取扱通貨 | BTC・ETH・BIT・XRP・BCH・EOS・LTC・SOL等 600種類以上 |
対応兌換通貨 | USDT、USDC |
取扱商品 | USDT契約・ETF・デリバティブ取引・現物取引・証拠金取引 |
最大レバレッジ | BTC/USDT125倍 |
取引形態 | 板取引 |
追証 | なし |
対応言語 | 日本語・英語・韓国語・中国語・アラビア語・ロシア語・フランス語等 |
スマホ対応 | iOS・Android公式アプリあり |
法人口座 | あり(機関投資家向け) |
Binance(バイナンス)は、全世界に9,000万人以上のユーザーが登録している海外仮想通貨取引所です。600種類以上の仮想通貨を取り扱っており、メジャー通貨はもちろん、マイナー通貨を購入できる点が特徴です。
Binanceの公式サイトは完全日本語対応しているため、海外取引所を開設したことがない人でも、安心してサービスを利用できます。
また、BinanceはiOS・Android版のスマホアプリを提供しているため、PC以外のデバイスで取引が可能です。アプリからでも簡単に仮想通貨の入出金や取引ができます。
Binance(バイナンス)の特徴
Binance(バイナンス)の特徴は、以下の通りです。
- 世界トップクラスの流通量
- 最大125倍のレバレッジで取引できる
- 300種類以上のRTPはを提供している
- 手数料が安い
- BNBの保有量に合わせて手数料割引がある
- 日本語に完全対応している
- 新たなブロックチェーンプロジェクトの通貨を購入できる
Binanceは世界トップクラスの流通量を誇る取引所です。CoinGecko(コインゲッコー)が提供するデータによると、2022年9月時点でBinanceの取引高は世界一位です。
取引高が高ければユーザー同士の取引が活発であるため、注文の約定率が上昇します。スプレッドの幅も小さくなるため、取引コストを大幅に抑えられるでしょう。
また、Binanceは最大125倍のレバレッジ取引に対応しています。海外取引所の中でも125倍までレバレッジを効かせられるケースは少なく、高倍率の取引を楽しめます。
取扱通貨数が豊富
Binanceは2022年9月時点で600種類以上の仮想通貨を取り扱っており、300種類以上もアルトコインが存在します。
国内の仮想通貨取引所であれば、30〜50前後しか取り扱い通貨がありませんが、Binanceは他にはない通貨を売買可能です。
他の取引所で取り扱っていない通貨が豊富なため、上場前に保有していれば、大きな利益を得られます。仮想通貨の投資先としても十分活用できるでしょう。
また、Binanceは現物取引やデリバティブ取引以外にも、ステーキングやNFTの取引に対応しています。海外仮想通貨取引所ならではの、最先端取引を楽しめます。
BNBの保有量に合わせて手数料を下げられる
Binanceでは独自のトークン「BNB(バイナンスコイン)」を発行しています。Binanceに登録しているユーザーでも必ずBNBを購入する必要はありませんが、保有しているだけで様々なメリットが得られます。
BNBを保有するメリットは、以下の通りです。
- 取引手数料をBNBで支払うと現物取引で25%、先物取引で10%割り引かれる
- BNBの保有量・取引数に応じて手数料割引がある
- Binanceが開催するキャンペーンやローンチパッドの参加料として活用できる
BNBを保有しているだけで、Binanceでの取引手数料を割引できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、BNBの時価総額は、2022年9月時点で全世界5位となります。保有していれば、Binance上で様々な優遇を受けられます。
Binanceのステーキングやコンバートに利用できるため、Binanceで頻繁に取引する人なら、保有しておきたいトークンの一つと言えます。
さらに、Binanceでは定期的にBNBのバーン(焼却)を実施しています。BNBをバーンして流通量を減少させることで、希少性を高めているのです。そのため、バーン直後にBNBの希少性は上昇し、売買の役に立つでしょう。
Binanceで入金する前に把握しておくべきこと
Binance(バイナンス)で入金する前は、以下3つのポイントを把握しておきましょう。
- 日本円では入金できない
- 入出金手数料は無料
- 入金の反映は平均1時間後
それぞれ順に解説します。
日本円では入金できない
Binanceでは、日本円の入金に対応していません。一部の法定通貨は対応していますが、日本円の直接振り込みはできないため、あらかじめ注意が必要です。
Binanceで入金するためには、クレジットカードもしくは、仮想通貨が求められます。クレジットカードを保有していない場合でも、デビットカードからの入金が可能です。
Binanceに対応するデビットカードをチェックしておき、事前に日本円をチャージしておけば、クレジットカード・仮想通貨を持っていない場合でも入金できます。
ただし、EURやUSDなど一部外貨は銀行振込に対応しています。一定以上の外貨や海外口座を保有しているなら、銀行振込も利用可能です。
入出金手数料は無料
Binanceは基本的に入出金が無料です。クレジットカード・仮想通貨のいずれも入金時は手数料が発生しないため、コストを抑えて売買が可能です。
また、Binanceは取引手数料も安く設定されています。多くの仮想通貨取引所は0.2%以上の取引手数料が発生しますが、Binanceは基本取引手数料が0.1%となります。
さらに、Binanceの専用トークンBNBを保有していれば、最大0.05%まで取引手数料を下げられます。
Binanceでは、入出金・取引手数料が低く設定されているため、初心者からベテランまでお得に取引できるでしょう。
入金の反映は平均1時間後
Binanceへ入金¥が反省されるまでの時間は、平均1時間です。入金後すぐBinanceのウォレットに反映されるわけではないため、事前に把握しておきましょう。
また、Binanceへの入金反映はブロックチェーンの混雑具合や選択した通貨によって異なります。
例えば、メジャーコインのBTC(ビットコイン)を入金した場合、ブロックチェーンの処理が最低でも2回必要になるため、着金までかかる時間は約1時間です。BTCが大暴落しているタイミングで入金するとブロックチェーンの処理が間に合わず、着金まで1時間以上かかることもあるでしょう。
ただし、仮想通貨の中にはETH(イーサリアム)やXRP(リップル)など、ブロックチェーンのトランザクション処理が速く、数分で着金するケースがあります。
そのため、急ぎでBinanceへ入金したい場合は、スピードに特化した仮想通貨を選択し、着金後に通貨の交換を行うと良いでしょう。
Binance(バイナンス)の入金方法
Binanc(バイナンス)で入金する方法は「クレジットカード」と「仮想通貨入金」の二つです。銀行振込にも対応していますが、Binanceは日本円で入金できません。
まずは、Binanceで本人確認を済ませる方法から解説します。
本人確認を済ませる
Binanceの本人確認はBinance公式サイトへログインします。
右上のアイコンマークから「身分証明」を選択しましょう。
続いては、認証欄の「今すぐにはじめる」を選択します。
個人認証画面から、下記情報を入力します。
- 国籍
- 名・性
- ミドルネーム
- 誕生日
- 居住地
- 郵便番号
上記情報の入力が完了した後は、本人認証として本人確認書類を提出します。
Binanceが対応している本人確認書類は、以下の3つです。
- 政府発行のIDカード
- パスポート
- 運転免許証
身分証と自撮り写真の撮影が完了した後は、注意事項を確認の上、提出すれば完了です。
提出完了後にBinanceがチェックを行い、問題ない場合は認証完了のメールが届きます。
また、Binanceで入出金機能を利用するためには、事前に本人確認を済ませる必要があります。以前までは本人確認なしで入出金機能を利用できていましたが、2021年10月から全ユーザー必須となります。
クレジットカード
Binanceでクレジットカード入金を行う際は、トップページから「仮想通貨を購入→クレジット/デビットカード」を選択します。
デビットカード/クレジットカードで仮想通貨の購入画面から、以下情報を入力します。
- 利用通貨
- 金額
- 購入仮想通貨
続いて、下記の決済情報・個人情報を入力します。
- 名前
- カード番号
- 有効期限
- セキュリティコード
- 国籍
- 住所・市
- 郵便番号
上記情報の入力が完了した後は、仮想通貨の購入画面に移ります。
注文確認画面に移るため、内容を確認して「承認」を選択すれば購入完了です。
仮想通貨送金
Binanceで仮想通貨送金を行う際は、トップページから「ウォレット→フィアットと現物」を選択します。
フィアットと現物から「入金」を選択します。
入金したい仮想通貨を選択した後、入金情報を確認してアドレスをコピーしましょう。
最後に自分が普段利用している取引所へコピーしたコードを貼り付けて、Binanceへ送金手続きを進めましょう。
Binanceまでの手続きは共通していますが、利用する取引所によって若干送金方法が異なります。場合によっては手数料が異なるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
Binance(バイナンス)の出金方法
Binance(バイナンス)で出金する際の手順は、以下の通りです。
- 2段回認証を行う
- 出金画面を開く
- 送金情報を設定する
それぞれ順に解説します。
2段回認証を行う
Binanceの出金機能は、2段階認証が完了していなければ手続きできません。
Binanceで2段階認証を行う場合は、トップページのアイコンから「セキュリティ」を選択します。
2段階認証を有効化していない場合は「有効化」を選択しましょう。
続いて、バイナンス/Google認証を有効のページに遷移するため、以下4つの方法から認証手続きを進めます。
- Google認証
- SMS認証
- メールアドレス認証
- セキュリティキーによる認証
ここでは、多くの仮想通貨取引所で用いられている「Google認証」の方法を紹介します。
事前に「Google Authentictor」をスマホにインストールしておき、カメラ機能でBinanceに表示されているQRコードを読み取る、もしくは16桁のキーを入力します。
アカウントにBinance認証を有効するために、個人情報を入力して2FAデバイスで認証を完了させましょう。
出金画面を開く
Binanceから出金する場合は、トップページから「ウォレット→フィアットと現物」を選択します。
フィアットと現物画面から「出金」を選択します。
送金情報を設定する
続いて、フィアットタブから仮想通貨と決済情報を入力して入金アドレスを確認します。
情報の入力が完了した後は、申請ボタンを選択して次に進みます。
認証コードの入力が求められるため、必要情報を入力すれば出金完了です。
また、Binanceの最低出金額は仮想通貨によって異なります。各仮想通貨の出金ページに最低・最高出金額について記載されているため、あらかじめ注意しましょう。
Binance(バイナンス)で入金できない時の対処法
Binance(バイナンス)で入金できない時は、以下4つの対処法を試してみましょう。
- ウォレットの確認を1時間以上空ける
- 入金アドレスが間違っているか確認する
- トランザクションのデータをサポートに送付する
- 対応しているクレジットカードを選択する
それぞれ順に解説します。
ウォレットの確認を1時間以上空ける
Binanceで入金できない場合は、ウォレットへの着金確認を1時間以上空けましょう。Binanceへの着金は、選択する入金方法と仮想通貨によって差があります。
基本的には1時間前後で着金するため、すぐにウォレットを確認するのではなく、時間を空けてからチェックしましょう。
また、1時間空けても着金が確認できない場合は、再度1時間ほど待ちます。万が一、2時間以上待っているにも関わらず着金確認ができない場合は、選択した仮想通貨のマーケットを確認しましょう。
選択した仮想通貨のブロックチェーン上で価格が大幅に変動している場合は、処理に時間がかかっている可能性があるため、1日以上待つのがおすすめです。
入金アドレスが間違っているか確認する
Binanceへ入金する際、1時間以上時間を空けても着金しないなら入金アドレスが間違っていないか確認しましょう。
仮想通貨の入金アドレスは1文字でも間違っていると正しく送金されません。入金時の履歴から、入金コードに誤りがないか確認しましょう。
入金コードを誤って入力してしまった場合、ユーザー側では対処できないため、Binanceのサポートへ連絡が必要です。
トランザクションのデータをサポートに送付する
Binanceのウォレットで長時間着金確認ができない場合は、ブロックチェーン上の処理が遅れている可能性が高いです。
ユーザー側ではなくBinance側に入金遅れの原因があるなら、トランザクションの画面を撮影して、Binanceのサポートに送付しましょう。
仮想通貨の入金はごく稀に失敗するケースがあります。直接Binanceのサポートに連絡することで、即時反映を見込めます。
対応しているクレジットカードを選択する
Binanceで着金確認が長時間取れない場合、対応していないクレジットカードを選択している可能性があります。
Binanceはクレジット・デビットカードのいずれも利用できますが、対応ブランドは「VISA」と「MasterCard」の2種類のみです。二つ以外のブランドを選択した場合は、正しく着金しない可能性があるため注意しましょう。
Binance(バイナンス)の入金に関するQ&A
Binance(バイナンス)の入金に関する、以下3つのQ&Aを解説します。
- 海外の銀行からの送金は可能ですか?
- 仮想通貨の送金が失敗することはありますか?
- Binanceは本人認証をしなければ入出金機能が使えないの?
それぞれの情報を把握しておき、スムーズに入金処理を進めましょう。
海外の銀行からの送金は可能ですか?
Binanceは海外の銀行からの送金に対応しています。
Binanceは日本円に対応していないものの、他の一部通貨には対応しているため、海外の銀行口座から入出金が可能です。
ただし、利用する法定通貨や海外口座によって手数料や対応が異なるため、事前にチェックする必要があります。
仮想通貨の送金が失敗することはありますか?
Binanceに限らず、仮想通貨を用いて入出金処理を行う場合、稀に送金が失敗することがあります。
送金アドレスの記載ミスによる人為的な失敗以外にも、ブロックチェーンや取引所側の処理ミスでも送金を失敗するケースがあります。
長時間着金が確認できない場合は、人為的ミスを確認した後、Binance側へ問い合わせてみましょう。
Binanceは本人認証をしなければ入出金機能が使えないの?
Binanceでは、本人認証しなければ入出金機能を利用できません。
2021年10月からは、入出金機能だけではなく取引やマイページの確認自体もできなくなっているため、あらかじめ注意しましょう。
Binance(バイナンス)の入金方法まとめ
以上、Binance(バイナンス)で入金する前に把握しておくべきことや入出金方法について解説しました。
Binanceは全世界でも最も取引高の多い取引所です。高い流動性と狭いスプレッド、スムーズな入出金機能を利用できます。
アカウント登録と本人確認を済ませておけば、誰でもBinanceへ入金できるため、気になる人はぜひ試してみてください。
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