私がオススメする国内/海外仮想通貨取引所ランキング→

Binance(バイナンス)の手数料|取引所比較も徹底解説【完全版】

Binance(バイナンス)の手数料|取引所比較 Binance(バイナンス)

今回は、世界的に人気な仮想通貨取引所の「Binance(バイナンス)」における手数料について徹底解説していきます。

仮想通貨の売買で利益を上げるには、売り時・買い時の判断が重要なのは言わずもがなですが、「取引にかかる手数料をいかに安くするか」ということも重要になってきます。

そのため、本記事はこんな方々にオススメです。

  • Binanceでの仮想通貨取引をコスパよくしたい
  • 手数料が一番オトクな取引所を知りたい
  • Binanceで手数料を安くする裏ワザを知りたい

これらの特徴に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

Binance以外の取引所と手数料を比較した一覧表も公開しているので、あわせてチェックしておきましょう。

Binance(バイナンス)3つの取引手数料

まずは、Binanceを利用する際に「どの取引で手数料がかかるのか?」について解説します。
以下の3つの取引で手数料が発生します。

  1. 取引手数料
  2. 出金手数料
  3. 資金調達料

一般的な仮想通貨取引所では取引手数料と出金手数料に加えて、ウォレットにお金を入金する際にも手数料(入金手数料)が発生します。

Binanceの独自トークンを購入する際の両替手数料も無料になっています。

ただ、3つ目の「資金調達料」は、その仕組についてしっかり理解しておく必要があるでしょう。

次に、各取引でかかる手数料の内訳などを具体的に紹介していくので、Binanceのアカウントを持っている方は実際に操作しながらご覧になっていただければと思います。

Binanceでは、2022年12月より日本人の新規登録のみできなくなりました。今後Binance Japanが来ると思われます。海外取引所ならBybitをオススメします

Binance 世界一の取引所 Binance


高いセキュリティ、豊富な取扱アルトコイン、USDTも使える世界一の仮想通貨取引所です。
Binance公式サイト

Binanceの手数料①:入金・出金手数料

ここからは、具体的なBinanceの手数料について見ていきましょう。
先ほど紹介した3つの取引について個別で解説していくので、気になるものだけチェックしていただいても構いません。

入金・出金手数料

それでは、まず「入金・出金手数料」について見ていきましょう。
Binanceにおける入金・出金手数料は以下のとおりです。

Binance入金・出金手数料
入金手数料 無料
出金手数料 各仮想通貨によって変動

Binanceでは入金手数料は一律0円です。ただし、出金手数料は発生します。

主要仮想通貨5つの出金手数料

また、仮想通貨によって手数料がバラバラなため、世界的に人気の仮想通貨5つの出金手数料を表にまとめておきます。

仮想通貨5つの出金手数料
仮想通貨銘柄 出金手数料
ビットコイン(BTC) 「Bitcoin」:0.0002BTC

「BNB Smart Chain (BEP20)」:0.0000041BTC など

イーサリアム(ETH) 「Ethereum (ERC20)」:0.0012ETH

「BNB Smart Chain (BEP20)」:0.000055ETH など

リップル(XRP) 「Ripple」:0.25XRP

「BNB Smart Chain (BEP20)」:0.26XRP

Cardano/エーダ(ADA) 「Cardano」:1ADA

「BNB Smart Chain (BEP20)」:0.18ADA

Enjin Coin/エンジンコイン(ENJ) 「Ethereum (ERC20)」:10ENJ

※2022年8月時点での価格です

同じ仮想通貨同士でも手数料が異なるのは、使用されているネットワークが違うからです。「」の中に記してあるものがネットワーク名にあたるので、ご自身のものと見比べてみてください。

「他のコインの出金手数料も知りたい」という方は、Binanceの公式HPで確認することができるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

Binanceの手数料②:取引手数料

現物取引手数料

次に、現物取引手数料(デリバティブではない取引)について解説します。
前述したように出金手数料は仮想通貨によって異なっていますが、Binanceでは「取引手数料は一律0.1%」と設定されています。

こちらは他の取引所と比べて安い方の部類に入るため、ユーザーに優しい手数料が設定されていると言えるでしょう。

ただ、1つ注意していただきたいことがあります。と言うのも、手数料が一律0.1%というのは「現物取引手数料」のみだということです。

仮想通貨の取引にはさまざまな種類があり、その1つである現物取引の際には手数料が固定(0.1%)となっています。では、他の取引ではどのように設定されているのでしょうか。

「USDⓈ-M先物取引」の手数料

ここからは、上記以外の取引(USDⓈ-M先物取引・COIN-M先物取引)について見ていきましょう。

こちらの「USDⓈ-M先物取引」の場合、使用する通貨によって手数料が異なります。

例えば、バイナンスUSD(BUSD)建てだと、Makerで-0.01%、Takerで0.023%となります。一方で、テザー(USDT) 建てだと、Makerで0.02%、Takerで0.04%となっています。

Maker・Takerなど専門用語が出てきてわかりにくいと思うので、簡単に要約するとこのような意味になります。

「手数料がマイナスというのは、ユーザーにとってはプラス。そのため、バイナンスUSD建てでMaker注文をすると、手数料分(0.01%)の金額を受け取ることが可能になる。また、Takerでも他のコインを利用するよりもバイナンスUSD (BUSD) の方が安くすむ。」

つまり、USDⓈ-M先物取引を行う場合はバイナンスUSD(BUSD) を使用するのがおすすめです。

「COIN-M先物取引」の手数料

次に、COIN-M先物取引の取引手数料を見ていきましょう。

こちらはUSDⓈ-M先物取引のように使用する通貨による割引はなく、バイナンスUSD(BUSD)で支払ってもお得になりません手数料は一律で「Maker:0.01%」、「Taker:0.05%」です。

以上が、取引手数料についてでした。次に最後の手数料である「資金調達料」について見ていきましょう。

Binanceの手数料③:資金調達料

Binanceにおける資金調達料とは、「永久先物市場と現物価格の差に関する手数料」を意味し、永久先物市場と現物価格の差が開くと手数料が高くなり、狭くなると安くなる仕組みです。

この理由を説明するのは非常に複雑な知識が必要になるため、ここでは簡潔に記述します。
資金調達料はこの両者の差を強制的になくすために存在します。つまり、満期がない永久先物取引では先物価格と現物価格は乖離し続けるため、トレンドとは逆のポジションを保有するトレーダーに対して手数料を支払い、その差を埋めています。

Binanceでは、毎日午前1時と午前9時午後5時の8時間おきに資金調達料が発生します。

ただ、資金調達料を支払わなければならないポジションを保有している場合でも支払いを回避することが可能です。そのためには、資金調達料が発生する時間の前にそのポジションを精算する必要があります。

以上が、Binanceの3つの取引における手数料の説明でした。「一律0.1%」という言葉に惑わされず、しっかり手数料について理解を深めて、効率よく仮想通貨取引をしましょう。

Binanceと他取引所の手数料比較

ここからは、Binanceの取引手数料を他の仮想通貨取引所と比較していきます。取引の種類によっては他の取引所より安かったり、高かったりするので、目的によって使い分けられるようになることをおすすめします。

今回の比較対象は、Binanceに並ぶ人気な取引所として以下の4つを選定しました。

そして、その比較表がこちらです。

取引所名 区分 取引手数料(現物取引) 入金手数料
Binance 海外 0.1% 無料
Bybit 海外 0.1% 無料
Coincheck 国内 無料 無料(クイック入金の場合)
MEXC(MXC) 海外 0.2% 無料
bitFlyer 国内 0.01-0.15% 無料(クイック入金の場合)

出金手数料は取引所によって異なるため、ここでの説明は割愛させていただきます。

表を見ても分かる通り、Binanceは他の主要な取引所と比べて「手数料が高い」ということはありません

ただ一方で、「取引手数料(現物取引)」ではCoincheckが無料なのに対し、Binanceでは一律0.1%かかってしまうという欠点もあります。しかし、MEXCやbitFlyerよりは小さいので、「平均よりは低い」と解釈しておきましょう。

取引所同士を比較する際には、「国内・海外」という観点も忘れてはいけません。Coincheckなどは国内の仮想通貨取引所でCMが放送されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、BinanceやBybitは海外の仮想通貨取引所のため、少し日本の法律とそぐわない部分があります

日本国内で利用することも十分可能ですが、日本は仮想通貨の法整備がまだ完了していないため、しっかり知識を蓄えて安全に利用する必要があるでしょう。

以上で、Binanceと他の取引所の手数料の比較を終わります。

次に、Binanceでより手数料を安くして利用する方法について言及していくので、あわせてチェックしておきましょう。

Binanceで手数料をできるだけ安くする方法

ここでは、Binanceをよりお得に利用するための「手数料をできるだけ安くする方法」を解説します。その方法とは以下の3つです。

  • 手数料レベル(VIPレベル)による割引
  • バイナンスコイン(BNB) で手数料を払うことによる割引
  • 仮想通貨をまとめて送金する

ひとつずつ見ていきましょう。

方法①:手数料レベル(VIPレベル)による割引

1つ目は、手数料レベル(VIPレベル)による割引を受ける方法になります。

VIPレベルとはBinanceに導入されているシステムの1つで、過去30日間のバイナンスUSD(BUSD) 換算での取引量とバイナンスコイン(BNB)の保有残高によって決定されます。

レベル 30日間のトレード量(BUSD) と/または BNB残高 Maker Taker
VIP0(一般ユーザー) < 15,000,000 BUSD または ≧ 0 BNB 0.0100% 0.0500%
VIP1 ≧ 15,000,000 BUSD ≧ 25 BNB 0.0080% 0.0450%
VIP2 ≧ 50,000,000 BUSD ≧ 100 BNB 0.0050% 0.0400%
VIP3 ≧ 100,000,000 BUSD ≧ 250 BNB 0.0030% 0.0300%
VIP4 ≧ 600,000,000 BUSD ≧ 500 BNB 0.0000% 0.0250%
VIP5 ≧ 1,000,000,000 BUSD ≧ 1,000 BNB -0.0050% 0.0240%
VIP6 ≧ 2,500,000,000 BUSD ≧ 1,750 BNB -0.0060% 0.0240%
VIP7 ≧ 5,000,000,000 BUSD ≧ 3,000 BNB -0.0070% 0.0240%
VIP8 ≧ 12,500,000,000 BUSD ≧ 4,500 BNB -0.0080% 0.0240%
VIP9 ≧ 25,000,000,000 BUSD ≧ 5,500 BNB -0.0090% 0.0240%

以前はビットコイン(BTC)換算での取引量でVIPレベルが変動していましたが、現在ではバイナンスUSD(BUSD)のみの換算になりました。

これを見ても分かる通り、VIP1になるだけでも1億円以上の取引をする必要があるため、かなり難しいです。なので、ほとんどの人はこの割引を受けることを考える必要はないでしょう。

ただ、ご安心ください。Binanceの手数料を安くする方法はこれだけではありません。次に紹介する方法はかなり現実的なので、最後までご覧ください。

方法②:バイナンスコイン(BNB) で手数料を払うことによる割引

2つ目の方法は、バイナンスの独自トークンである「バイナンストークン(BNB)」を用いて手数料を支払い、割引を受けるというもの。

このBNB払いをすると、最大で25%の割引を受けることが可能です。

では、なぜBinanceはBNB払いで手数料を安くするのでしょうか。その理由は、Binanceの特徴の1つである「豊富な種類の仮想通貨を取引可能」な点にあります。

と言うのも、仮想通貨の取引はユーザー同士(買いたい人と売りたい人)のマッチングによって成立します。そのため、Aというコインを買いたい人は、そのコインを売る人が存在しなければ買うことができません。

しかし、扱われているコインが豊富なBinanceではどうしてもそのマッチングが起きにくくなってしまうんです。

そこで、どのコインとも交換できるオールマイティなコインを導入して、誰でも簡単にどのコインでも取引できるようにする必要がありました。それが、「バイナンストークン(BNB)」にあたります。

方法③:仮想通貨をまとめて送金する

これはBinanceに限った話ではありませんが、出金手数料を抑えるために一度にできるだけ多くの仮想通貨を送金することをオススメします。

出金手数料は仮想通貨によって異なりますが、一度に出金する量が多くても少なくても一定です。そのため、何度も出金するのではなく、できるだけ1回の出金で必要な量を送金してしまいましょう。

そうすることで出金手数料を最低限に抑えられ、効率よく仮想通貨取引を行えますよ。

Q&A:Binanceの手数料に関するよくある3つの質問

最後に、ここではBinanceの手数料に関連したよくある質問をQ&A形式で回答していきます。

今回は以下の3つの質問にお答えしていくので、気になるものだけチェックしてもらっても構いませんよ。

  • Binanceの最低取引額はいくらですか?
  • コンバート(両替)に手数料はかかりますか?
  • BINANCE (バイナンス) のスプレッドはいくらですか?

ひとつずつ詳しく解説します。

質問①:Binanceの最低取引額はいくらですか?

Binanceにおける最低取引額は、基本的に「約10USTD」だと覚えておいてください。

時期によってコイン自体の価値によって値段の変動はあるため、明確な値は断言できませんが、最低額は10USTD相当にあたります。

質問②:コンバート(両替)に手数料はかかりますか?

Binanceでコンバート(両替)を行う際、手数料は必要ありません。無料でコンバートすることが可能です。

さらに操作手順も簡単で、初心者に優しい設計となっています。

質問③:BINANCE (バイナンス) のスプレッドはいくらですか?

Binanceにはそもそも、スプレッドが存在しません。

スプレッドとは「買値と売値の差」のこと。FXや株式のように買値を売値が大きく上回れば利益を出すことができ、その差額が小さいと大きな利益が出せません。そのため、スプレッドは投資家が売買時にチェックすべき指標の1つにあたります。

しかし、Binanceでは売値・買値を決める販売所がなく、ユーザー同士で価格を決めながら売買する取引所しかありません。そのため、Binanceが価格設定に関わることがなく、スプレッドがほとんど存在しないんです。

以上で、Binanceの手数料におけるよくある質問への回答を終わります。

まとめ:Binanceで手数料を安く仮想通貨を取引しよう

今回は、Binanceの手数料について解説しました。具体的には、「入金・出金手数料」「取引手数料」「資産調達料」に関するそれぞれの手数料を紹介し、あわせてBinanceで手数料を安くする方法を見ていきました。

本記事の内容を参考にして、今後は効率よくBinanceで仮想通貨取引をしていただければ幸いです。

コメント欄

タイトルとURLをコピーしました